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第9回 安心のきずなを繋ぎ続ける

電話のある暮らしを支える

宮城県の東部に位置する石巻市および、海岸沿いの女川町と東松島市を加えて、宮城県内で仙台、古川に続いて3番目に広いサービスエリアを担当しているのが、NTT東日本-宮城 石巻営業支店だ。約9万回線のお客さまを対象に、年間約7,000件の故障修理を実施している。

エリア内には各市町村の市街地のほか、無線設備を用いて通信サービスを提供している4つの島(出島・金華山・田代島・網地島)や、海岸近くにはリアス式海岸特有の高い山々があり、その山頂には船舶無線や地震調査用の専用通信回線がひかれている。そうした多岐にわたる条件のもと、多様な通信サービスへの対応を求められるのが、石巻エリアの大きな特徴だ。

「この冬は例年にない大雪で、雪解けの頃には倒木が電話線にひっかかる断線事故も数件発生したものの、普段は雪も少なく、海から吹く風も比較的おだやか。石巻エリアは住むには良いところ」と語る、NTT東日本-宮城 石巻営業支店長の高橋次郎。「1日数件の故障修理は日常だが、電話の故障といっても原因はさまざま、それぞれ異なるアプローチが求められる。経験を重ねることで、迅速で確実な故障修理が行えるようになる。そうした技術を磨けることも故障修理業務のやりがいだ」と前出の松本は語る。

こうした松本の仕事への姿勢に対して「故障修理の際も親身になって対応してくれると、お客さまからの評判も上々、信頼できるスタッフだ」と、語るのはNTT東日本-宮城 石巻営業支店カスタマサービス担当課長の齋藤純廣だ。

「お客さまにとって何が必要なのか常に考えながらサービスを提供している。故障修理後に他にも何か問題がないか尋ねたり、後日アフターフォローの連絡を自ら入れたりするのも、お客さまのことを思えばこそ。そうした積み重ねが、通信サービスの安心と信頼につながっていくと思っている」と齋藤は語る。

「いかに早く、いかに確実に、いかにご満足いただけるように」113センタの受付担当者に始まり、修理手配担当者を経て、修理担当者に至るまで、すべてのスタッフがお客さまの喜ぶ顔を思い描きながらひとつに結束する。そうした行動の積み重ねによって、今日も“安心のきずな”という名のライフラインが繋がれていく。全国一律のサービスが受けられるという通信のユニバーサルサービス、それを維持することはもちろん、同じレベルのお客さま満足をお届けすることは、NTT東日本の使命だ。そうした思いを胸に、通信技術者たちは今日も、“安心のきずな”を守り続けている。

リアス式海岸特有の海岸近くの高い山々の山頂から。左手に細長く見えるのが出島だ

古くから残る趣きある建物も多い石巻市の駅周辺。細い路地が多く修理作業車を長時間停められないため、短時間での作業が求められる

モバイル端末を使って故障修理が終了した旨を報告。次の現場に向かう指示が出ていることもしばしば

NTT東日本-宮城 石巻営業支店 カスタマサービス担当課長 齋藤純廣

NTT東日本-宮城 石巻営業支店 カスタマサービス担当 松本太

コラム:災害時の通信確保

宮城県では過去に数度、大規模な地震が発生している。2005年8月には宮城県沖でマグニチュード7.2の「8・16宮城地震」が発生、この地震による津波が鮎川、気仙沼、女川などで観測されている。宮城県の地震調査委員会では、ここ30年以内にマグニチュード7クラスの地震が宮城県沖で発生する確率が99%と予測。各自治体でも地震対策に関する啓発を熱心に行っていることから、宮城県に暮らす人々の防災意識は非常に高い。企業や学校などの各種機関でも日頃から避難訓練などに熱心に取り組んでいる。

こうした動きを受け、NTT東日本-宮城では、宮城県沖地震はもとより、東北6県の広域災害に備えるべく、2005年3月には「東北6県広域災害相互支援演習」を実施。被災地へのスタッフの早期派遣や復旧支援活動などの演習を行った。そしてまた、災害時の通信確保を図るべく、県内各地の通信設備に関して耐震化整備を実施するとともに、電力供給がストップした事態にも通信サービスを維持できる「移動電源車」の導入を推進。ハード・ソフト両面の災害対策を強化している。

なお、一般のお客さまに対しては、災害発生時、各所に設けられる避難所に誰でも無料で利用できる特設公衆電話を用意するとともに、地震発生直後から電話がつながらない事態を想定して、安否情報などの伝言を受け付ける「災害用伝言ダイヤル 171」について、利用方法に関する周知活動を広く推進している。