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福島市「信夫山」

信夫山信夫山

 福島盆地のほぼ中央に位置し、市街地に隣接して鎮座する信夫山は、西に最高峰の羽山(はやま:標高275m)、ほぼ中央に羽黒山(はぐろさん:標高260m)、そして東に熊野山(くまのさん:標高268m)の信夫三山を中心にいくつかの峰々から成り立ち、東西約2.7km、南北約1.4km、周囲約7kmの一帯が「信夫山公園」として整備され、一年を通して四季折々に様々な表情を見せる身近な里山として市民に親しまれています。
 信夫山は古くから山岳信仰の霊山として多くの寺社があり、羽山の月山神社(がっさんじんじゃ)と湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ)、羽黒山の羽黒神社、熊野山の金華山遙拝所(きんかざんようはいじょ)と、それぞれの山頂に信仰の対象となる神仏が祀られ、中世の鎌倉から室町時代にかけて山伏の修行場として栄え、これらの寺社へ参拝する「登拝路(とうはいろ)」と呼ばれる参道が、今も山中に散策コースとして残されています。
 市街地を一望する中腹の斜面や頂上には、展望台や展望デッキが設けられ、中でも羽山の烏ヶ崎(からすがさき)展望デッキからの眺望は素晴らしく、東の阿武隈山系から続く弁天山、眼下の市街地の上に連なる安達太良連峰と吾妻連峰、そして遥か蔵王連峰までの一大パノラマが広がります。

羽山(はやま)羽山(はやま)  信夫山の西峰、標高275mの最高峰。頂上一帯は羽黒山から続く「羽山駆け道」と呼ばれる修行僧の行場で、駆け道沿いに祀られた月山神社や湯殿山神社周辺に林立する奇岩怪石のもとで、修験道に励んだといわれています。

羽黒山羽黒山  頂上には五穀豊穣、家内安全、身体強健などの神を祀った羽黒神社が鎮座し、例年2月の例祭「信夫三山暁まいり」では、約100人の担ぎ手によって、長さ約12m、幅約1.4m、重さ約2tの日本一の大わらじが奉納されます。

熊野山熊野山  信夫山の東峰。頂上の国土交通省信夫山無線中継所が建つ以前は三熊野神社遺跡があり、基壇・礎石の断片が今も残る。古鏡や銅製経筒が出土したことから、古く熊野信仰が伝えられ、信夫山伏村の起源と推察されています。

烏ヶ崎(からすがさき)烏ヶ崎(からすがさき)  羽山山頂の西の先端に設置された烏ヶ崎展望デッキからは、東の阿武隈山系から福島市街地、安達太良連峰と吾妻連峰、さらに奥羽山脈の遥か北の蔵王連峰までの大パノラマが広がり、人気のビューポイントになっています。

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