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福島市「信夫山」

立ち寄りたい「信夫山の史跡」

羽黒神社羽黒神社

 古墳時代(250年頃?600年末頃)、皇位継承の跡目争いで破れた欽明天皇の皇子、淳中太尊(ぬなかふと)が陸奥へ逃れて信夫山に移り住んだと伝えられ、祭神は淳中太尊。例年2月の「信夫三山暁まいり」には、地元御山地区の御山敬神会によって日本一の大わらじが作られ、約100人の担ぎ手によって麓を練り歩いた後、長い坂道と険しい参道を経て、山頂の羽黒神社に奉納されます。

月山神社月山神社

 羽黒神社の祭神、渟中太命(ぬなかふと)が亡くなった際、村民が「三種の神器」のひとつ八咫鏡(やたのかがみ)を模した神鏡(しんきょう)を作り、御神体として祀ったと伝えられ、石垣をめぐらした石宮(せきぐう)に、1940年(昭和15年)、神明造りの木造社殿が奉進され、その後現在の社殿が造られて今に至ります。

湯殿山神社湯殿山神社

 信夫山の最高峰に位置し、祭神は大山祇命(おおやまつみ)と大己貴命(おほなむち)。大山祇命が鳥ヶ崎の大石に立つと、一帯が騒然としてお湯が湧き出したという伝説が伝えられ、社殿の背後は奇岩怪石が重なって大絶壁をなし、往時は信夫山伏が羽黒山から続く「羽山駆け道」を山駆けして修験道に励んだといわれています。

黒沼神社黒沼神社

 欽明天皇の皇后石姫皇女(いしひめのひめみこ)が、皇位継承の跡目争いで破れた渟中太命を伴って信夫山までに逃れ、二人共この地で亡くなったことから、石姫皇女を黒沼大神の祭神石姫命(いしひめのみこと)として祀ったと伝えられ、歴代領主や近隣住民から広く信仰され、福島藩主板倉氏や豪商などの絵馬が奉納されています。

岩谷観音岩谷観音

 熊野山南東の麓に、三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余体の磨崖仏(まがいぶつ)が岸壁に刻まれ、平安時代末期から鎌倉時代に掛けて、この地の豪族伊賀良目氏(いがらめし)が、岩をくり抜いたお堂に聖観音(せいかんのん)を祀った窟(いわや)観音が始まりとされ、風化した魔崖仏が山岳信仰で栄えた往時を偲ばせます。

お問い合わせ

福島市 観光課観光振興係
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