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News Release 東日本電信電話株式会社

2019年10月9日

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 「2019年度 展覧会年間スケジュール」の予定変更およびリサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 拡張展示「コミュニケーションの再考」の開催について

  • NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]※1(以下ICC)では、常設展示内リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC※2の展示を拡張※3し、2019年11月12日(火)より、「コミュニケーションの再考」として展示を行います。
  • 研究機関とのコラボレーションをベースに、技術および研究紹介にとどまらない社会的なアウトプットを意識し、展示やデモンストレーションを行います。
  • 会期中にはプレゼンテーションやシンポジウム、ワークショップ等のイベントを開催予定※4です。
  • ※1日本の電話事業100周年記念事業として、またNTTの文化・社会貢献活動の一環として、1991年からプレ活動を開始し、1997年東京(新宿区西新宿<初台>)にメディア・アートの展示を中心としてオープンした文化施設。メディア・アートとはコンピュータをはじめとするさまざまな先端メディア・テクノロジーを使用したアート作品を総称する言葉です。
  • ※2NTTの研究所の先端的な取り組みをICCの展示活動の中で紹介し、未来の人間および社会に関するコンセプトを提案する場として2017年度より開始された連携プロジェクト。アーティストや研究者だけではなく、組織的、人的ネットワークの構築を目指した活動を行い、どのように技術と情報をデザインし、情報に意味や価値を付加することができるかを模索しています。
  • ※3今年4月に「2019年度 展覧会年間スケジュールのご案内」で発表された展覧会予定を変更しています。
    • 変更前:
      「リサーチ・コンプレックス NTT R&D」展(仮称)
      開催予定期間:2019年10月16日(水)〜12月15日(日)
    • 変更後:
      リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC 拡張展示
      「コミュニケーションの再考」
      開催期間:2019年11月12日(火)〜12月15日(日)
  • ※4展示内容については、予告なく変更になる場合があります。

1.開催概要

開催期間 2019年11月12日(火)〜12月15日(日)
開館時間 午前11時〜午後6時
休館日 月曜日
入場料 無料
主催 NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] (東日本電信電話株式会社)
企画構成協力 リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC
  • 休館日以外においても開館時間の変更および休館の場合があります。
    最新情報はICCホームページ(https://www.ntticc.or.jp/ja/新規ウィンドウで開く)などでお知らせします。

2.展覧会概要

2017年度より開始された、ICCとNTTの研究所との連携事業である「リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC」は、NTTの研究所とアーティストや他研究機関とのコラボレーションなどの公開実験の場として、オープン・スペース展内で展開されてきました。これまで展示とプレゼンテーション、デモンストレーションなどを行い、技術の社会的な意義を視野に入れた、技術および研究紹介にとどまらない取り組みを紹介しています。

このたび、リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICCの展示を拡張し、「コミュニケーションの再考」 をテーマに、“触覚通信の実験”、“自分を認識する”、“次世代のつながり体験”の3つのセクションで追加のデモンストレーションを行います。

3.出品作品

触覚通信の実験

リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC

<概要>

音声(聴覚)、映像(視覚)に追加して振動(触覚)を伝送することで、コミュニケーションを拡張し、触覚を伝送することが可能になることで、どのような表現が可能になるのかを、実際に遠隔地と接続し、テレプレゼンス・スペースを公共空間に展開する実験です。

参加型展示やワークショップ、パフォーマンスといった時空を超えたイベント展開を想定したアイデアを考え、それを実現するためのデモンストレーションを行います。

期間中、下記日程で、ICC(東京)と山口情報芸術センター [YCAM](山口)を専用通信回線でむすび、遠隔地との触覚通信コミュニケーションの実験を行います。

<実施予定日程>
11月23日(土)、24日(日)、30日(土)
12月1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)

  • 全日程午前11時〜午後1時30分、午後2時30分〜午後5時
実験協力 山口情報芸術センター [YCAM]
リサーチ協力 南澤孝太みなみざわこうた 早川裕彦はやかわひろひこ(慶應義塾大学メディアデザイン研究科)、
田中由浩たなかよしひろ(名古屋工業大学)

自分を認識する装置

リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC

《自分の顔を探せ!》
《自分の声を探せ!》
《自分の身体を探せ!》

<概要>

オープン・スペース展において、2017年度より継続展示され、多くの来館者に親しまれている作品《自分の顔を探せ!》は、撮影された顔写真を元に眉・目・鼻・口の位置やサイズ、顔の輪郭の形状を変化させた9枚と、オリジナルの1枚が提示され、その10枚の顔写真から「本物」の自分を探しだす過程を通して、顔の認知や記憶の仕組みについて考える作品です。

今回新たに、音声版《自分の声を探せ!》および身体版《自分の身体を探せ!》を展示します。

《自分の顔を探せ!》撮影:木奥恵三

企画 渡邊淳司わたなべじゅんじ(NTTコミュニケーション科学基礎研究所、NTTサービスエボリューション研究所)・吉田成朗よしだしげお(東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬ひろせ葛岡くずおか鳴海なるみ 研究室)
体験デザイン協力 日本基礎心理学会「心の実験パッケージ」開発研究委員会
技術協力(《自分の顔を探せ!》) 川瀬佑司かわせゆうじ (東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬ひろせ葛岡くずおか鳴海なるみ研究室)
システム開発協力(《自分の顔を探せ!》) 川鍋徹かわなべとおる(アートアンドプログラム株式会社)
技術協力(《自分の身体を探せ!》) 畑田裕二 はただゆうじ (東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬ひろせ葛岡くずおか鳴海なるみ研究室)
次世代のつながり体験装置

NTTドコモ+乃村工藝社NOMULAB《HUMANIC DOME》

<概要>

私たちが日常的に使用するコミュニケーション・テクノロジーは、利便性をもたらす一方で、精神的な疲弊感を感じる人も少なくありません。そうしたテクノロジーによるストレスからわたしたちが解放されることでコミュニケーションはどのように進化するでしょうか。

《HUMANIC DOME》は、現在のコミュニケーションの主要な要素である言葉や表情からではなく、自身の内面の状態を知ることで他者とのコミュニケーションを行う次世代のつながりを実験する装置です。各種センサーで体験者の脈拍や姿勢などのデータを取得し、現在実験中のクラウド環境システムで数値化します。その数値情報を映像信号に変換し、リアルタイムでの可視化を試みます。体験者はドームの中に入り、自身と他者のデータから生成された映像と音響の重なりを視聴できます。《HUMANIC DOME》は、このような体験を通じて新しいコミュニケーションのあり方を問いかけます。

NTTドコモ+乃村工藝社NOMULAB《HUMANIC DOME》

4.その他

  1. (1)2020年に向けて世界中から日本への関心が高まる中、ICCでは海外からのインバウンドも含めた国内外のお客さまにスムーズにご観覧いただくため、館内案内板を中心とした多言語対応(日・英・中・韓)を実施しております。

  2. (2)お子さま連れのお客さまでも安心してご来館いただけるよう、おむつ替えシート2台や調乳専用給湯器、流し台等も備えたベビーコーナーがございます。ご家族連れでのご来館もお待ちしております。

5.ICCのご案内

所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
(京王新線 初台駅東口から徒歩2分)

地図

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