NTT東日本

企業情報


ホーム > 企業情報 > CSR活動 > 環境マネジメント > 環境活動 > 希少水生生物の生息環境保全活動の取り組みについて


環境活動

希少水生生物の生息環境保全活動の取り組みについて

山形県みどり推進機構の方からのトンボの生息環境等の説明

湿生植物園脇に咲いていたリンドウ

アシ等の大型の草を除去してトンボが好む環境を整備

里山の代名詞ともいえるトンボが姿を消しつつあるのをご存じですか。

山形県県民の森の湿生植物園は、希少水生生物、特にハッチョウトンボやマダラナニワトンボの貴重な生息域として知られています。ハッチョウトンボは、頭から尾の先まで1円玉にすっぽりと収まるほどの大きさで、日本では最小サイズのトンボです。また、マダラナニワトンボはハッチョウトンボよりも少し大きい程度で、環境省版レッドリストでは、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い絶滅危惧 I 類に指定されるほど、生息数が激減しています。

NTT東日本 山形支店では、これらのトンボ等の生息環境保全に2013年度から取り組んでおり、5月から10月の間にほぼ毎月、毎回10名程度で、トンボが好む生息環境を整えてきました。
2014年10月16日に実施した活動には6名が参加。山形県みどり推進機構の方の指導を受けながら、植物園内の湿地に生い茂るアシ等の大型の草木を取り除く作業を行い、ハッチョウトンボやマダラナニワトンボにとって居心地がいい環境を整備しました。これらのトンボが背の低い草が生えた湿地や、明るく浅い池や沼に好んで生息するためです。
背の高いアシは根元が想像以上にかたく、抜き取るのが大変でしたが、作業後は視界が広がり、達成感がありました。また、湧き水が出る場所の近くに水神様がまつられていたり、繊維の材料にもなり、かつては紅花と同じく特産品であった青苧(あおそ)が生えていたりする等、作業の合間に里山の名残を感じることができました。

山形県県民の森の湿生植物園の周辺は、1970年代の半ばくらいまでは棚田として米を作っていましたが、減反政策の影響もあり、作業のしにくい高地の棚田では耕作されなくなっていました。また、里山はかつて、薪や炭の原料を手に入れる場所として生活と密接に関わっていましたが、生活様式の変化により手入れがされなくなったことで、周辺の生態系にも影響が出ています。そのため山形県がこのエリアを買い取り、県民の森として生物の生息地の整備等に取り組んでいます。

希少水生生物を守るため、NTT東日本グループは今後も環境保全、生物多様性保全の取り組みを継続していきます。