- HOME
- 仕事を知る / プロジェクトストーリー #02
住民サービスを支える
自治体ネットワークを
再構築
自治体や地域住民のニーズに応え、暮らしをより便利にするために、
自治体ネットワークを再構築するプロジェクトを紹介します。
Member
-
徳武 淳
NTT東日本-関信越
長野支店
ビジネスイノベーション部
SEマネージャー -
越山 輝
NTT東日本-関信越
長野支店
ビジネスイノベーション部
SE
-
宮坂 等
NTT東日本-関信越
長野支店
ビジネスイノベーション部
コンサルティング営業 -
鈴木 豪
NTT東日本-関信越
長野支店
ビジネスイノベーション部
コンサルティング営業
マネージャー
Interview
お客さまの声をしっかりと聞きながら、
安心安全なネットワークを再構築
このプロジェクトがスタートした背景は?
越山:私たちは、県内の自治体をつなぐ基幹ネットワークの構築ならびに保守・運用するプロジェクトを担っています。本基幹ネットワークは、県内の行政・教育・医療機関に加え、発電所やダムといった数百拠点の生活インフラを支える施設をつなぐ巨大ネットワークです。この基幹ネットワークを活用することで、多くの住民サービスが成り立っています。本プロジェクトは長年、NTT東日本グループが手掛けており、進歩し続けるICTを活用し、より強度の高いセキュリティの実現と、快適な住民サービスにアップデートすべく、2022年の6月に再構築しました。
宮坂:営業として日頃から自治体のニーズをヒアリングしている中で、システムの将来的なクラウド化をはじめ、多様化するシステムに合わせた基幹ネットワークを再構築することが重要と考えていました。加えて、やはり住民情報を取り扱いますので、強度の高いセキュリティの担保は必須でした。そのようなニーズや課題を元に、利便性と安全性の両方を実現できるネットワークを2年間かけて提案し、今回のプロジェクトが実現しました。
プロジェクトを進めて行く中でぶつかった壁・課題は?
徳武:ネットワークを再構築した当初は、トラブルが起きてしまうこともありました。中でも使用しているネットワークが一時的に使えない状況に陥ってしまうことがあり、原因特定に苦労しました。数百拠点をつなぐネットワークには、通信網、通信機器等が複雑に連携しており、機器故障や設定不良等のさまざまな原因が想定されます。そのため、迅速に復旧するためには、サービス開発やネットワーク監視といった多くの部署を巻込み対応する必要がありました。こうした部署間でのコミュニケーションを活発化させ、早急に対応可能な体制づくりを心掛けていました。
越山:トラブルが発生した際は、対応を急ぐことに加え、お客様に速やかに、わかりやすくご報告できるようICT関連の専門用語を使わず、発生原因や対応方針をご理解いただくことを意識していました。 ネットワークの仕組みや技術はとても複雑で、私自身も、入社したての頃は苦労しながら勉強をし、先輩方に教えていただいた経験があります。この経験をもとに、お客さまにはわかりやすい言葉で要点を伝え、ご納得いただくまでしっかり協議し、新たなトラブルを未然に防ぐ対策をとることで、信頼関係が深まっていきました。
鈴木:私としては、ネットワークを導入している拠点の移設や追加といった対応が課題でした。 今回のプロジェクトは数百拠点を繋ぐネットワークですが、どの拠点も重要な1拠点です。 1つの拠点を移設するにも、ネットワーク配線を敷設するための事前設計や、施工までの事前調整などに、多くの時間がかかってしまいます。スムーズな移設とネットワーク接続の実現に向け、計画段階からヒアリングを重ねていました。現在でも、情報を欠かさずにキャッチするようにしています。
社内のリソースを最大限に活かし、
地元に貢献していく
携わっているプロジェクトのやりがいは?
徳武:地域を支える大規模なプロジェクトに関わっていることです。県内の全市町村を繋ぐ基幹ネットワークを運用している例は全国でもなかなかありません。1つの失敗が大きな影響を与えてしまう責任はありますが、NTT東日本グループとして、大きなプロジェクトに携わっていることがやりがいですね。
宮坂:このプロジェクトを実現できるのはNTT東日本グループだけといっても過言ではないほど、自治体の皆様から頼りにされている実感があります。私も、生活者としてこの基幹ネットワークを使ったサービスを利用して県内での生活が便利になってきている実感があり、やりがいに繋がっています。
鈴木:私がやりがいを感じたのは、 NTT東日本グループのリソースや技術を集約し、ワンストップでこのプロジェクトを実現したときです。これだけの規模のプロジェクトを支店一丸となって対応することができました。それは「自分たちの地元だから、自分たちでやらなきゃいけない」という当事者意識があったのが大きいのかもしれません。また、長年お付き合いをしている自治体との信頼関係があるので、「何かあったらNTT東日本グループに」と、お困りごとを気軽に相談していただけるのも嬉しいですね。
越山:そうですね。NTT東日本グループは、知識や技術がある優秀なSEと、お客さまの細かいニーズまでヒアリングする高い営業力があるので、このプロジェクトができたのだと実感しています。
このプロジェクトを実現したことで、地域はどう変わっていきますか?
徳武:このネットワークがあることで、お客さまの業務が円滑化されましたし、住民の利便性が向上していると感じていますね。長期的な目線ですと、人口減少も課題になっている地域ですので、そうした人手不足をこの基幹ネットワークが補い、社会課題を解決できるのではないかと考えています。
宮坂:社会課題という意味では、NTT東日本グループが地域のデジタル人材育成の一助を担うことができるのではと考えています。これまでご一緒してきたお客さまがIT分野に詳しくなっているのを実感しますし、そうしたデジタル人材が今後も増えていくと感じています。
越山:利便性の高い大規模な基幹ネットワークを構築したことで、今後も自治体や住民のさまざまなニーズにも対応できるはずです。これからも安定した運用をこころがけて、お客さまの多様な働き方の実現や住民サービスの向上に貢献できるように、頑張っていきたいと思います。
※掲載内容は取材当時のものです。