神奈川ホーム > お知らせ > 神奈川工科大学、NTT東日本、NTTe-Sportsとのeスポーツ分野における3者連携協定の締結について


(報道発表資料)

学校法人幾徳学園 神奈川工科大学
東日本電信電話株式会社 神奈川事業部
株式会社NTTe-Sports

2020年11月18日

神奈川工科大学、NTT東日本、NTTe-Sportsとの

eスポーツ分野における3者連携協定の締結について

〜「科学×eスポーツ」によるスキル向上・次世代プラットフォーム創出を目指して〜

■神奈川工科大学※1ではeスポーツ2が単なるゲームではなく、ICTや科学を活用することでスポーツとしての価値を確立し、KAITがそのleading instituteとなっていくことを目的に「先進eスポーツ研究センター」を発足させ、産学連携で各種取り組みを開始します。

■KAITと東日本電信電話株式会社 神奈川事業部※3と株式会社NTTe-Sports※4は、eスポーツ分野における3者連携協定を締結します。

■NTT東日本・NTTe-SportsはNTT東日本グループが持つeスポーツ事業のノウハウ、ネットワークやICT関連の先進技術を活用し、日本のeスポーツ業界の発展と地域活性化のためKAITとの産学連携を進めます。

※1:神奈川県厚木市 学長 小宮一三 、以下「KAIT」
※2:eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)とは、複数プレイヤーで対戦するビデオゲームをスポーツ・競技として捉える際の名称
※3:神奈川県横浜市、神奈川事業部長:中西 裕信、以下「NTT東日本」
※4:東京都新宿区、代表取締役社長 中村 浩、以下「NTTe-Sports」


左)NTTe-Sports 代表取締役副社長 影澤潤一    中央)KAIT 学長 小宮一三    右)NTT東日本 神奈川事業部長 中西裕信

1.背景と目的

KAITでは建学の理念において「教育・研究を通じて地域社会との連携強化に努める」としており、その一環として、高校生以下の生徒・児童を主対象としたサイエンスイベントなどを開催するなど、積極的な地域貢献と、「創造する力」「豊かな人間性」「コミュニケーション能力」「基礎学力」という教育目標の達成に努めています。

また、eスポーツ市場は急速な拡大傾向にあり、海外市場規模は約1,000億円を突破※5し、国内市場も2022年には約100億円に達する見込み※6です。2019年の茨城国体では文化プログラムに採用され、2020年のかごしま国体はコロナ禍により延期となりましたが「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」はオンラインで開催されます。このようにeスポーツに対して経済効果や集客拡大等による地域活性化を期待し、自治体様等によるeスポーツのイベント誘致や主催も増加しております。

KAITではeスポーツが単なるゲームではなく、ICTや科学を活用することでスポーツとしての価値を確立し、神奈川工科大学がそのleading instituteとなっていくことを目的として「先進eスポーツ研究センター」を発足しました。また、同時にこれまで地域の大会等に参加して活動してきたeスポーツサークルを大学公認のeスポーツ部とし、競技に加え、イベント企画も実施し、「先進eスポーツ研究センター」がこれを支援します。

NTT東日本は2020年1月にeスポーツ分野に注力したNTTe-Sportsを設立し、ICTの力と連携各社の力を掛け合わせることで、次世代eスポーツのトータルソリューションの提供やコミュニティの推進、地域社会と経済活性への貢献に取り組んでいます。

この度、KAITの「先進eスポーツ研究センター」の設立趣旨に賛同し、NTT東日本、NTTe-Sportsは、KAITと「eスポーツ分野における3者連携協定」を締結するに至りました。

※5 出典)米調査会社Newzoo[Global Esports Market Report 2019]<2019.9>

※6 出典)Gzブレイン「日本国内eスポーツ市場動向」<2018.12>

2.KAITのeスポーツの取組みと産学連携の概要

KAITでは公認クラブ活動としてeスポーツ部を設立し、自らeスポーツの技術研鑽に取り組むと同時にeスポーツイベントの企画を行います。また、「先進eスポーツ研究センター」が産学連携のもとこの活動を支援するとともに、eスポーツのスキルを高める研究を推進しその成果を提供します。

具体的にはオンラインによるeスポーツの対戦に必要不可欠な競技コンテンツの低遅延配信、eスポーツ選手の指や視線の動作解析による競技力向上要素の検証、その他、オンラインコンテンツの臨場感向上、SNSの活用による不正行為への啓発・対策、AIを活用した戦略分析、音響がコントロール操作に及ぼす影響の検証等を実施する予定です。

これら取組みの推進にあたり、NTT東日本グループが持つeスポーツ事業のノウハウ、ネットワークやICT関連の先進技術を活用し、KAITと連携し日本のeスポーツ業界の発展及び地域活性化を目指してまいります。

    (1)オンラインによるeスポーツの対戦に必要不可欠な競技コンテンツの低遅延配信

    (2)eスポーツ選手の指や視線の動作解析による競技力向上要素の検証

3.各社の役割

4.エンドースメント

■厚木市

この度は、eスポーツ分野における3者連携協定の締結、誠におめでとうございます。

最先端技術の研究・活用に取り組んでいる貴学と日本の通信技術の発展を支えてきた企業との連携は、必ず大きな成果を上げるものと確信しております。

eスポーツの発展には更なるICTの活用・進化が欠かせませんが、本市におきましても、市民の皆様の利便性向上や安定的な市政運営の実現などに向け、ICTの効果的な利活用を推進しているところです。

本協定による取組が進むことにより、ICT関連の先進技術の活用が広がることや、eスポーツの活動・大会を通じ地域が活性化することなどを期待しております。

■NTT先端技術総合研究所

この度の連携協定の締結を心よりお祝い申し上げます。

当研究所は、神奈川県厚木市に拠点を置き、NTTの事業領域を拡大し、社会に変革をもたらす最先端の基礎技術について研究開発を進めています。

その中で、eスポーツを含む多様なスポーツ競技において、プロ選手が持つ高い技能を支える脳の特性と仕組みを深く理解し、最先端の情報通信技術と組み合わせて、パフォーマンスの向上を支援するための新しい方法論を創出するテーマに取り組んでいます。

この度の協定の趣旨は、私たちの取り組みと軌を一にするものであり、協定の締結によって科学とeスポーツの交流が進み、各地域における新しい文化や独創的な学問が生まれる大きな一歩となるのではないかと期待しております。

NTT先端技術総合研究所 所長 寒川 哲臣


5.今後の取り組み

今回の取組みにより、「科学×eスポーツ」によるスキル向上や次世代のプラットフォームを創造し、学生の研究テーマの対外情報の発信や大学の新たな魅力創出及び地域活性化に取り組んでまいります。


6.本施策に関するお問い合わせ先

KAIT(神奈川工科大学) 担当:塩川
TEL: 046-291-3283
Email :shiokawa@nw.kanagawa-it.ac.jp

NTT東日本 神奈川事業部 地域ICT化推進部  担当:平下・加来
TEL: 0800-8005338
Email:ict-kanagawa-ml@east.ntt.co.jp

NTTe-Sports 担当:大森・吉川
TEL :03-5359-7777
Email :info@ntte-sports.co.jp