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News Release 東日本電信電話株式会社

2015年8月6日

オンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ〜るPROプラン」におけるログ管理機能の追加について
〜中小・SOHO企業のマイナンバー対策をサポート〜

  • NTT東日本は、中小・SOHO企業向けの高セキュリティオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ〜るPROプラン※1」(以下、本サービス)において、オンライン上に保管しているデータへのアクセスログ管理機能を、2015年8月6日より追加提供いたします。
  • アクセスログ管理機能は、「いつ」・「誰が」・「どの」ファイルに、「何を」したのかを自動で収集し、簡単に検索・閲覧・確認できる機能です。この機能により、中小・SOHO企業のマイナンバー対策において、紙で管理簿をつけるよりも簡単に情報管理ができるため、本サービスご利用のお客さまの業務効率化を行うことができます。
  • ※1フレッツ光のオプションのオンラインストレージサービスです。ご利用にはフレッツ光及びインターネットサービスプロバイダーのご契約が必要となります。詳細はホームページ(https://flets.com/azukeru/pro/ 新規ウィンドウで開く)をご覧ください。

1.機能追加の背景

2015年10月1日より通知が開始され、2016年1月1日から施行開始されるマイナンバー制度において、企業は従業員のマイナンバーを安全に管理・運用することが義務付けられており、情報の漏えいや不正提供、盗用には罰則※2が規定されています。

このような背景の中、NTT東日本は、中小・SOHO企業向けの高セキュリティオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ〜るPROプラン」において、クラウド上に保管しているデータへのアクセスログ管理機能を追加提供いたします。

本サービスは、クラウド利用で懸念されるID・パスワード流出による情報漏えい対策として、フレッツ光独自の物理回線認証により、契約回線以外からはID・パスワードが合っていてもログインできない仕組みや、端末認証により、予め認証されている端末以外からはログインできない仕組み、認証済み端末の盗難・紛失時に遠隔でアクセスロックする機能を備えており、重要なマイナンバー情報を保管・管理するのに適しています。

この度、これら既存機能に加え、アクセスログ管理機能を追加したことで、本サービスをご利用のお客さまは、「いつ」・「誰が」・「どの」マイナンバー関連ファイルにアクセスし、「何を」したのかを自動で管理できるようになるとともに、簡単に閲覧したり検索することが可能になります。これにより、中小・SOHO企業のお客さまは、マイナンバー情報を扱う度に紙の管理簿等で管理する必要なく、マイナンバーガイドライン※3に準拠した管理・運用を効率的に行うことができます。

  • ※2正当な理由なく、業務で取り扱う個人の秘密が記録された特定個人情報ファイルを提供した場合、4年以下の懲役または200万以下の罰金、または併科(出典:内閣官房ホームページ)
  • ※3内閣府外局の第三者機関である特定個人情報保護委員会が公表。

2.アクセスログ管理機能の概要

  1. (1)利用者(ログインID)ごとの操作履歴管理
    利用者ごとにログインIDを追加料金不要で最大999個まで払い出すことが可能であり、ログインIDごとの操作履歴を自動収集し、管理者が検索・閲覧・管理することが可能です。
  2. (2)ファイルごとのアクセス・操作履歴管理
    オンラインストレージに保存されている様々なファイルごとに、「いつ」・「誰が」・「どの」マイナンバー関連ファイルにアクセスし、「何を」したのかを自動収集し、管理者が簡単に検索・閲覧・管理することが可能です。
  3. (3)全てのログ管理・出力
    上記(1)(2)の内容、およびシステム側で自動的に行った動作のログ(自動バックアップ履歴等)も含め、クラウド上に蓄積している本サービスご利用のお客さまに関する全てのログを自動収集し、CSVにて出力できます。
    • アクセスログは過去1年間分がクラウドサーバに自動収集されます。

3.機能追加日

2015年8月6日

(参考)

  1. (1)マイナンバー対策に活用可能な本サービスの既存機能について【別紙】
    ①利用者ログインID払出機能
    最大999のログインIDを作成でき、ログインIDごとにアクセス可能なフォルダを分けることができるため、マイナンバー取扱い者を設定し該当者のみにマイナンバー情報へのアクセスを制限できます。
    • 利用者IDを作成できるのは管理者IDのみです。また、利用者IDのパスワードは利用者のみ変更可能です。利用者ID間でのフォルダ・ファイル閲覧や編集はできない(利用者ID・パスワードのみでしかログイン不可能)ため、セキュリティが確立できます。
    ②マイナンバー関連フォルダへのアクセス権限設定機能
    利用者全員で利用するフォルダに対しても、利用者ログインIDごとにフォルダへのアクセス権限を設定できるため、例えば経営者やマイナンバー取扱い者のみがアクセス可能なフォルダを作成できます。
    ③複合機等スキャンデータの自動保存機能
    中小・SOHO企業の従業員から収集したマイナンバー通知カードを複合機などでスキャンすると、自動的にクラウド上にアップロードすることができるため、マイナンバー収集が簡略化されます。
    • スキャン文書のメール送信機能に対応している複合機等であればご利用できます。
    ④メール添付アップロード機能
    本サービス上でご利用いただくメールアドレスに、マイナンバー関連データを添付して送信することで、自動的にクラウド上に保存することができるため、従業員等からのマイナンバー収集が簡単にできます。
    ⑤契約者間高速転送機能
    本サービスご利用のお客さま同士であれば、インターネットを介さずクラウド上で、社内・社外にかかわらず、マイナンバー情報の送受が可能となり、セキュアかつ高速にマイナンバーの受け渡しが可能となります。
  2. (2)NTT東日本のマイナンバー対策の取り組みとラインナップについて
    ①NTT東日本は、従来より中小・SOHO企業のマイナンバー対策について、様々なサービス等でサポートしております。
    • マイナンバー情報への不正アクセスやウイルスから守るセキュリティ対策
      ネットワークセキュリティサービス:BizBox「UTM」
      パソコンセキュリティサービス:「フレッツ・ウイルスクリア」
      Webサイトセキュリティサービス:「WEBセキュリティ診断」
    • ITに詳しくない方でも安心の電話・遠隔サポート
      ITサポートサービス:「オフィスまるごとサポート」
    • 従業員等へのマイナンバー対策教育
      eラーニングサービス:「マイナンバー制度eラーニング※4
    ②NTT東日本エリアの全都道県※5にて中小・SOHO企業向けマイナンバー対策セミナーを開催するなど、地域密着で中小・SOHO企業のお客さまをサポートしております。
    • ※4「マイナンバー制度eラーニング」はNTTラーニングシステムズ株式会社が提供するオンライン学習サービスです。詳細はマイナンバー攻略サイト(https://flets.com/mynumber/ 新規ウィンドウで開く)をご覧ください。
    • ※5新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県

<NTT東日本のマイナンバー対策ラインナップ>

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。