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(報道発表資料)

横浜市立つつじが丘小学校
横浜市立大学
東日本電信電話株式会社 神奈川事業部

2020年2月5日

横浜市立つつじが丘小学校においてコミュニケーションロボットを活用した
プログラミング教室を開催します

横浜市立つつじが丘小学校(校長:岩澤 尚彦)、横浜市立大学 芦澤 美智子ゼミ(学長:窪田 吉信/担当准教授:芦澤 美智子 以下、「横浜市立大学 芦澤ゼミ」)、東日本電信電話株式会社 神奈川事業部(事業部長:中西 裕信 以下、「NTT東日本 神奈川事業部」)は、2020年2月12日(水)に横浜市立つつじが丘小学校において、コミュニケーションロボット「Sota®」※1を活用したプログラミング体験教室(体験型ワークショップ)を実施いたします。


1.取り組みの背景と目的

2020年度から開始される新学習指導要領に基づく、小学校でのプログラミング教育必修化に向けて、横浜市立つつじが丘小学校では、プログラミング教育の有益性を高める、効果的な児童向けの指導方法や学習方法等を模索しているところです。

   一方、NTT東日本 神奈川事業部は、地域企業や自治体、教育機関等と連携することで、ICTを活用した地域の活性化施策を展開しています。直近の一例として、横浜市立大学とは、同大学芦澤ゼミと“LINKAI横浜金沢”の魅力発信と価値創造を目的とする「NPO法人Aozora Factory※2」が企画するイベントへの参画を機に連携を進めています。


このたび、上記三者が連携し、子どもたちがコミュニケーションロボットを通じてICTに触れ合うプログラミング教室を開催することで、ロボットやイベントを活用したプログラミング教育の有用性を検証してまいります。

2.プログラミング体験教室の概要験教室の概要
(1)日時:2020年2月12日(水) 9:30 〜 12:15

(2)場所 : 横浜市立つつじが丘小学校(横浜市青葉区つつじが丘)オープンスペース

(3)参加者:同校児童(6年) 31名

(4)講師:横浜市立大学 芦澤ゼミ所属の学生(2年生)12名
            NTT東日本の社員 3名

        ※人数は変更となる場合があります

3.実施内容
(1)プログラミング体験教室のコンセプト
    ①ICTを通じて楽しみながら学ぶ
        「プログラミングとは何か」という概念から、実際に自分たちの書いたプログラムでロボットが「話す」「動く」「聞く」
        ということまでを体験し、楽しみながらICTやプログラミングを学ぶことができます。
    ②先端技術に触れる
        今後ますます実社会での利用が期待されているコミュニケーションロボットを扱うことで、ICTや
        科学技術全般への興味関心を促進します。
    ③論理的思考を学ぶ
        ブロックを積み上げるプログラミング方式に触れることで、論理的思考の体得を目指します。
    ④学生による授業でわかりやすく伝える
        講師やスタッフを、児童との年齢や価値観がより近い横浜市立大学 芦澤ゼミの学生が担当することで、
        児童に親しみを持ってもらい、深い理解に繋がる授業を推進します。

(2)実施内容詳細
    <実施機器>
       ・ロボット:ロボコネクト※3用「Sota®」
       ・ブロックプログラミング学習ソフト:「Sotaとはじめるブロックプログラミング」※4

    <学習方法>
        「Sotaとはじめるブロックプログラミング」上で動作指示の書かれたブロックを組み合わせてプログラミングを
        実施します。その内容を「Sota®」に動作させることで、プログラミング的思考を体感的に学習できます。

    <プログラミングソフトの機能>
       ・ブロックプログラミング:「話す」「聞く」「動く」や様々な条件分岐のブロックを活用したシナリオを作成し
                                         ロボットを操作することができる、直感的で分かりやすいビジュアルプログラミングです。
       ・英語でのプログラミング:英語での「聞く」「話す」のブロックを組み合わせ、ロボットと英語で会話することが
                                           できるため、楽しみながら英語を活用する機会を増やすことができます。

    <実施方法>
        児童3〜4人のグループを複数作成し、各グループにプログラミングロボットを1台用意します。
        グループごとに「Sotaにしてもらいたいこと」を考え、その内容について「Sotaとはじめるブロックプログラミング」を
        用いてプログラミングし、発表します。その際、講師を横浜市立大学 芦澤ゼミの学生が担当し、児童がより講師に
        親しみやすく、積極的に参加できる環境を作ります。

    <イメージ図>



(4)今後の展開
    NTT東日本 神奈川事業部は、本プログラミング教室を通じた、児童のプログラミングに対する理解の促進と、ロボットを活用したプログラミング方法の有用性の検証結果を踏まえて、将来的な小学校教育、又は地域社会へのICTにおける活用を促進していきたいと考えております。また、横浜市立大学は、本プログラミング教室に限らず、地域社会と学生の交流等の活動を推進し、地域貢献活動を積極的に展開していきます。

(5)本件に関するお問い合わせ
    ・横浜市立大学 企画財務課企画担当課長 小松
      TEL:045-787-2405
    ・NTT東日本神奈川事業部 地域ICT化推進部  金澤
    TEL:0800-8005338
    E-mail:ict-kanagawa-ml@east.ntt.co.jp

(参考)
※1 「Sota®」はヴイストン株式会社の登録商標です。
※2 ”LINKAI横浜金沢(横浜市金沢臨海部産業団地)”の魅力発信と価値創造を目指し、産学官が協働して
       活動を行っているNPO法人です。
        (https://aozorafactory.com/)
※3 ロボット型の通信端末(コミュニケーションロボット)向けのクラウド型ロボットプラットフォームサービスです。
       「ロボコネクト」にはNTT グループのAI 関連技術「corevo®(コレボ)」が活用されています。
       なお、「corevo®(コレボ)」は、日本電信電話株式会社の商標です。
        (https://flets.com/roboconnect/
※4 「Sotaとはじめるブロックプログラミング」はGoogle ®の Blockly ®をベースにSota®用の機能を追加した
       ビジュアルプログラミング環境でゼッタリンクス株式会社が提供するサービスです。