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白河市「戊辰と白河」

立ち寄りたい「白河の名所」

白河ハリストス正教会白河ハリストス正教会

 白河ハリストス正教会は1915年(大正4年)に建てられた正八角形のドームと白い壁が特長のビザンチン様式教会です。聖堂と内部の古いロシア・イコンが福島県の重要文化財に指定されています。
 イコンとは、ギリシャ正教会で用いられる聖像画のことで、白河ハリストス正教会には、イコンが48点あります。(一部にはロシアからもたらされたものもあります。)この中には、日本最初のイコン画家山下りんの作品7点(5点が県指定重要文化財)も含まれています。
 明治期に司祭を勤めた坂本竜馬の従兄弟にあたる沢辺琢磨(さわべたくま)は、新島八重の夫・襄がアメリカに密航するのを手助けし、戊辰戦争の最中に会津を追われて函館にたどり着いた会津藩家老西郷頼母(さいごうたのも)の子・吉十郎を託されるなど、幕末維新の重要な人物と深い関わりが ある人物として知られています。

白河戊辰見聞館外観白河戊辰見聞館外観

白河戊辰見聞館内観白河戊辰見聞館内観

 戊辰戦争の中で、白河城(小峰城)をめぐり約100日間に渡る最大の激戦となった「白河口の戦い」の史料を展示する白河戊辰見聞館。会津藩主松平容保(まつだいらかたもり)や白河口総督の家老西郷頼母(さいごうたのも)の書のほか、生き残った白虎隊士飯沼貞吉の書簡、新選組隊士が身に着けていた防具、東軍が使用した銃や銃弾などが展示されています。また、西軍に関係する史料や展示パネルもあり、東西両軍双方の視点から戊辰戦争を振り返ることができます。

中町小路楽蔵(らくら)中町小路楽蔵(らくら)

 白河城下の中心部として奥州街道に沿って賑わった白河駅近くの中町通り。蔵や商家などの歴史的な建造物が点在する一角に、白河市の中心市街地活性化基本計画に基づき、蔵をイメージして作られた施設「中町小路楽蔵(らくら)」。「白河口の戦い」の史料を展示する白河戊辰見聞館のほか、農産物直売所や白河だるま販売、カフェ、白河ラーメンなどの店舗が並びます。歴史的建造物を見ながら街歩きをする新たな人の流れが生み出され、白河城下の新しい回遊性の向上に貢献しています。

とら食堂とら食堂

 白河市は人口約62,000人の街に100軒近くのラーメン店がしのぎを削るラーメン処です。中でも通称「とらさん」こと故竹井寅次氏が創業した白河ラーメンの元祖「とら食堂」は、白河の代表的なラーメン店として全国にも知られる有名店のひとつです。青竹で手打ちした手切りに拘ったちぢれ麺と、コクがあるのにサッパリとした醤油味のスープが特長です。現在、2代目和之さんがさらに味に磨きをかけて店を守り続け、長閑な田圃の中に行列ができる人気ぶりです。

お問い合わせ

◎(公財)白河観光物産協会
住所:〒961-0074 福島県白河市郭内1-2 電話:0248-22-1147
http://shirakawa315.com/index.html新規ウィンドウで開く

◎白河戊辰見聞館
住所:961-0951 福島県白河市中町65(楽蔵内)
電話:0248-21-9395
http://s-boshin-kenbunkan.jp新規ウィンドウで開く