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新潟県知事賞
「早朝の大平堤」 見附市立今町小学校(4年) 大竹 彩也乃 |
[審査員からひとこと]
わずか10歳の少女がこの様な絵を描いた感性に審査員、スタッフ一同驚いた。緑の使い方が抜群である。色を重ね点描で形をかたまりとして捉え、私達を奥へ引き込み、まわりに静けさを与える。自由で重厚な着彩力だ。 |
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新潟県教育委員会教育長賞
「万とうみこし」 佐渡市立加茂小学校(3年) 小林 勇仁 |
[審査員からひとこと]
万燈みこしの提灯が勢揃いして並んでいる。献燈に描かれている文字がとても絵画的だ。武者も力強く描かれている。背景の薄墨色をした空に広がっている花火も控えめに描かれ、みこしを引き立たせている。 |
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NTT東日本賞
「和納の花火」 新潟市立和納小学校(5年) 斎藤 成美 |
[審査員からひとこと]
花火の絵の中でも目の前でシュルシュルと音をたてて廻りながら炸裂する花火はこの絵一点。ヘルメットをかぶった人が花火をふり廻している。見物人を描いて視点を花火に向けた。元気があふれ心憎い絵だ。 |
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新潟日報社賞
「おけさ丸とかもめ」 新潟市立紫竹山小学校(1年) 西出 諒人 |
[審査員からひとこと]
真夏の日本海を元気に力強く走るおけさ丸。すれ違うフェリー。雲も踊っている。船に寄ってくるカモメの鳴き声まで聞こえるようだ。飛ぶ形、大きさもいろいろ。それに一羽一羽の顔の表情がとても可愛い。 |
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新潟日報美術振興賞
「郷土の宝「綾子舞」」 柏崎市立南中学校(3年) 霜田 梨香 |
[審査員からひとこと]
郷土芸能の綾子舞を実際に見たことはないが、画面からその場の雰囲気が伝わってくる。暗い背景は濃淡によって奥行きを出し、美しい衣装の色を引き立たせる。並々ならぬ描写力であり、光と陰を捕えた幻想的な絵だ。 |