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最優秀賞 小学校1年の部
「ぼくのすむはま まつのき いっぱい」胎内市立きのと小学校(1年) 石塚 泰明 |
[審査員からひとこと]
大きな松の木の実は本当の木の実を貼ったかのよう。葉も松の葉に似た絵の具をつけて刷った。木も指に絵の具をつけて重ねた。絵筆だけではこんなに迫力が出ない。木に登っている3人の子どもたちのポーズや表情もいきいきとしている。 |
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最優秀賞 小学校2年の部
「おまんたまつり 新七の山車」糸魚川市立糸魚川小学校(2年) 野本 梨奈 |
[審査員からひとこと]
全体の色調がよい。深い紫、黄土色、太鼓の白、提灯の赤い色がきいている。太鼓を叩いている女の子の表情が真剣そのもの。白、青、緑のふちどりも画面をきりっと引き立てている。 |
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最優秀賞 小学校3年の部
「きつねの夜祭り」柏崎市立高柳小学校(3年) 村田 海斗 |
[審査員からひとこと]
白い面をつけ、白装束をまとった狐たちが夜の山を背景に行列している。とても幻想的で芝居の舞台を見ているようだ。一匹一匹のしぐさもおもしろい。面を上げ、眼鏡をかけた顔を出して提灯をかついだ狐がユーモラスだ。 |
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最優秀賞 小学校4年の部
「私たちのすむまち」魚沼市立堀之内小学校(4年) 鈴木 脩人 |
[審査員からひとこと]
手前に大きなユリの花が並んでいる。その奥に実りを待つ田んぼが広がり、山元の木々から小さな山並みが続く。典型的な日本の田園風景だ。水平垂直の構図は、見る私たちに癒やしを与える。変化のある緑の使い方がすばらしい。 |
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最優秀賞 小学校5年の部
「やかたかんとう」新潟市立巻北小学校(5年) 大村 彩寧 |
[審査員からひとこと]
山車の上で音頭をとっている若者。半裸でみこしをかつぐ若衆たちの大きなかけ声で祭りが盛り上がる。私たちにも思わず力が湧く。山車の上で揺れているたくさんの提灯の列、とても勢いのある筆致で絵を盛り上げている。 |
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最優秀賞 小学校6年の部
「願いをこめて」佐渡市立新穂小学校(6年) 相田 由愛 |
[審査員からひとこと]
暗闇をバックに静かに竹あかりがまたたいている。この浴衣姿の少女は何を祈っているのだろうか。佐渡は竹がたくさんとれるという。祈る少女の表情と光と夜の美しさが表現されている。とても静かな、求心的な絵だ。 |
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最優秀賞 中学校1年の部
「身近な自然」新潟市立新津第五中学校(1年) 帆苅 綾花 |
[審査員からひとこと]
力強い滝の絵。作者の力量に感心した。滝つぼと岩の光っている部分にドライブラシも使った白の見事さ!上方の暗い所も目を凝らすと茂みを感じるように描いてほしい。その点が惜しいが、特別賞に匹敵するような絵だ。 |
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最優秀賞 中学校2年の部
「ほたるの住む村」上越教育大学附属中学校(2年) 浜地 百恵 |
[審査員からひとこと]
煙るような山へと続く杉林、泡立ちながら流れる小川がとてもきれい。このような所にホタルが育つのだ。杉林が山へと続く緑の濃淡が神秘的な感じ。川原の草や石の描写も丁寧で一幅の美しい日本画を見ているようだ。 |
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最優秀賞 中学校3年の部
「本町通りの夕暮れ」新潟市立小須戸中学校(3年) 風間 葵 |
[審査員からひとこと]
電信柱が夕日を浴びて道路に長い影を落としている。中央の表通りは淡い色調で描写を控え、手前の小路の植木鉢、簾、メーターなど、手前に来るほどしっかり丁寧に描きこんである。画面の分割も比率が良く、臨場感がある。 |