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新潟県知事賞
「さるすべりの木」 佐渡市立真野小学校(6年) 早川 侑 |
[審査員からひとこと]
庭いっぱい、画面上方いっぱいにさるすべりの花が広がっている。さるすべりの花は別名「百日紅」ともいう。蝉しぐれしか聞こえない夏の日の午後。色使い筆使いが全画面に行き届いた優れた作品だ。 |
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新潟県教育委員会教育長賞
「直えつ港佐ど汽船ターミナル」 上越市立東本町小学校(3年) 岡田 将希 |
[審査員からひとこと]
防波堤に囲まれた港を俯瞰したので、港が一目瞭然手に取るように見える。下描きの黒い筆致は強弱があり、動きを出している。倉庫や船着場、着岸している手前のカーフェリーもよし。直江津港は活気の港だ。 |
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NTT東日本賞
「うみにいったよ」 長岡市立表町小学校(2年) 池田 ゆりこ |
[審査員からひとこと]
ピンクの水玉模様の浮き輪と緑の浮き輪と海水の配色がとても美しい。元気の良い波のタッチが大胆だ。そして白い「ふぶき」(染色手法)を画面に散らし、しぶきの感じを出した。二人の位置がずれて画面を大きくしている。 |
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新潟日報社賞
「夏の風」 長岡市立旭岡中学校(3年) ヘイル 英美里ジーン |
[審査員からひとこと]
画面の半分以上を占める近景の草原から、夏の風を感じる。送電線もパースがきき、山の彼方へと目を引き込む。紙の白を残し、綿のように軽くさわやかな雲。山から力強くわき上がる雲もすばらしい。絵のスケールに驚嘆する。 |
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新潟日報美術振興賞
「病院の建設現場」 新潟市立新津第五中学校(1年) 長谷川 晟也 |
[審査員からひとこと]
働く人が見えないのは昼休みであろうか。目下建設中の鉄骨の構造がしっかりと描かれている。夏の工事現場、そして強烈な太陽の光と鉄骨にできる影が正確に捉えられている。手前の重機もよい。重厚でがっしりした絵だ。 |