
みなさんが電話をしたり、インターネットを使うときに必要な通信ケーブルは、地面の下にもたくさんしかれています。NTT東日本が持っている、通信ケーブルの通り道(管路(かんろ)と言います)だけでも、その長さは29万キロメートル。これは、地球(赤道)を7周するほどの長さにあたるんですよ。
これまで、通信ケーブルを地面の下にしくためには、大きな機械を使い地面をほり返す工事をしなくてはなりませんでした。しかしそのためには、電気や石油などのエネルギーをたくさん使う必要があるし、よけいなゴミも出てしまいます。また、工事のために道路が使えなくなったり、大きな音がしてうるさかったり、まわりの人たちにもめいわくがかかってしまうことがありました。
そこで今では、工事を行う場合には地面を掘り返さず、なるべくすでに作ってある管路を直しながら通信ケーブルをしくことができる、特別な方法をとるようにしています。
これにより、まわりの人たちにめいわくをかけず、地球にもやさしく、通信ケーブルをしくことができるようになっているんですよ。
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