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白河小峰城三重櫓(震災前)
白河小峰城は、結城親朝(ちかとも)公が興国・正平年間(1340年〜1369年) に小峰ヶ岡に城を構えたのが始めと言われています。白河が会津領であった頃に一部改修された城郭や城下町を、江戸幕府成立後初代白河藩主となった丹羽長重公が、寛永4年(1627年)に改修、整備し、寛永9 年(1632年) に完成させました。
その後、松平定信公をはじめ7家21代の城主が居城しましたが、慶応4 年(1868年) 戊辰戦争白河口の戦いで落城、大部分が焼失しました。平成3 年に本丸跡に三重櫓(天守)が、平成6 年に前御門が復元され、2010 年には国指定史跡となりました。
広場から見た三重櫓と清水門(震災前)
周辺は城山公園として整備され、「白河集古苑(しゅうこえん)」、「二ノ丸茶屋」などがあります。
清水門(震災前)
前御門と三重櫓(震災前)
水掘
大手門跡の礎石
城山公園入り口
芝生広場から見た三重櫓
芝生広場
水掘脇から見た三重櫓
被害を受けた石垣・清水門
東日本大震災により小峰城の石垣は大きな被害を受けました。石垣の復旧が完了するまでの間、三重櫓・白河バラ園を含め清水門より中への入場はできませんが、 城山公園内の、白河集古苑、二ノ丸茶屋、芝生広場は利用可能です。 公園内から三重櫓を眺めることもできます。(2011年9月20日現在)
三重櫓内
三重櫓内階段
三重櫓内弾傷
櫓の復元には戊辰戦争時の激戦地であった松並稲荷山の杉の大木が材料として利用されました。その際見つかった鉛玉や弾傷もそのまま加工され、現在も柱や床板などにその痕跡を見ることができます。
白河集古苑は二ノ丸跡地にある歴史資料館で、「結城家古文書館」「阿部家名品館」の2つの展示室からなります 。中世の領主結城家と江戸末期の藩主阿部家の両家の武家資料をとおして、中世から幕末まで600年に及ぶ武家の文化遺産を保存・展示しています。
お問い合わせ
開館時間:午前9時〜午後4時 休館日:毎週月曜日・祝日の翌日・12月28日〜1月4日南湖は1801年に 白河藩主松平定信(楽翁)公により、新田開発とかんがい用水を目的に造られた人造湖です。身分制度が厳しい時代に士民共楽の地にしたいという願いが込められ、庶民に開放された、日本最古の公園といわれています。
雄大な那須連峰、関山を眺望に取り入れ、松・桜・楓などが四季折々の美しさをたたえる南湖公園は、今もなお市民の憩いの場として親しまれています。
定信公の庭園思想の精神を引き継ぎ、
日本文化の伝承を体験する施設としてつくられた日本庭園。苑内には、書院造りの「松楽亭」や「秋水庵」などがあり、予約をすれば結納や各種法事、茶道・華道・句会・歌会などに利用できます。
お問い合わせ
開園時間:午前9時〜午後5時(冬季期間11月〜2月は午後4時30分まで)、発券は終了時間の30分前まで奥州三古関の一つ。奈良・平安時代に蝦夷の南下や人・物資の往来を取り締まっていたとされ、廃関後は歌枕として多くの歌人にうたわれました。春には関一面にカタクリの花が咲きます。憩いのひとときを家族で楽しめる「白河の関公園」も隣接しています。