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矢吹町の北部、鏡石町との境界が近い、隈戸川沿いの断崖に40から60センチメートルの仏像群が彫刻されています。
観音菩薩を始めとする37体が確認されていて、顔の表情のおだやかさまで判る像もあります。矢吹町指定文化財になっています。
国道4号から県道55号に入り県立矢吹病院の前を過ぎて進むと、方向案内板があります。駐車スペース、トイレ、ベンチ、階段などが整備されています。
そばに立てられた矢吹町教育委員会・矢吹町文化財保護審議会の解説板によると1805年(文化2年)刊の「白河風土記(しらかわふどき)※注」という、書物に、この三十三観音の記があるところから、これ以前に彫刻されていたことがわかるとのことです。
崖上には、康平という年号の(1058年から1064年の間)前九年の役に源義家が凱施したおりに、矢柄(やがら)で屋根を葺き建立したと伝えられる「八幡神社」の小さなほこらがあります。それが矢葺(矢吹)の地名のゆかりとされ、やはり「白河風土記」に滝八幡宮の表記があるとのことです。
※注「風土記」 その地方、その地方の風土・産物・伝説などを記した書物。
矢吹町教育委員会・矢吹町文化財保護審議会の解説板より
■滝八幡三十三観音磨崖仏群
住所:福島県西白河郡矢吹町滝八幡112-1【地図】
矢吹町公式サイト「滝八幡三十三観音磨崖仏群」のページ
■問い合わせ
矢吹町役場 生涯学習課(矢吹町中央公民館)
住所:福島県西白河郡矢吹町曙町17
電話:0248-42-2829