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喜多方市「喜多方の蔵」

甲斐本家座敷蔵甲斐本家座敷蔵

 喜多方は扇状地という地形から水はけが良く、名峰飯豊山から運ばれた豊かな土壌と良質な地下水に恵まれ、古くから農業が盛んでした。江戸時代には物資の集散地としての役割りがあり、農産物を交換する市場も開設されるなど、若松城下と米沢を結ぶ街道にある町人の町として栄えました。
 良質の伏流水と米に恵まれた土地ならではの酒や味噌、醤油等醸造業のほか、集散地としての物資の貯えや漆器業に最適な蔵が随所に造られ、表通りはもちろん路地裏や郊外の集落にまで、白壁や黒漆喰、粗壁、煉瓦など、現在も4,200棟以上のさまざまな種類の蔵が広く分布しています。
 かつて喜多方では蔵を男の誇りの対象とする気風があり、「40代で蔵を建てられないのは、男の恥」とまでいわれ、喜多方の男にとって蔵を建てることは一生の夢とされていました。外見の壁や素材、また書院造りの内部に漆や希少な木材を使って贅を尽くし、扉の技巧や鏝絵(こてえ)などの表現にも富み、市街地から離れた農村集落にも煉瓦蔵などの個性的な蔵が多数残り、喜多方ならではの景観を見ることができます。

若喜商店若喜商店

 創業1755年(宝暦5年)以来、醤油・味噌を造り続ける若喜商店は、蔵座敷や倉庫蔵、道具蔵など8棟の蔵を残し、昭和初期に洋風の食料品店として造られた天井の漆喰が壮観で、奥に連なる煉瓦蔵とともに国の登録有形文化財となっています。煉瓦蔵1階の蔵座敷はすべて珍しい縞柿(しまがき)の材木で造られ、長い年月の間に渋と年輪が混じり合い、縞模様やぶどう状の模様が孔雀の羽根に似て貴重とされています。

大和川酒蔵北方風土館大和川酒蔵北方風土館

 大和川酒造は江戸時代中期の1790年(寛政2年)創業以来、清冽な飯豊山の伏流水を仕込み水として使用し、9代に渡り杜氏の一途な心意気によって酒造りを続けています。1990年(平成2年)、酒蔵工場「飯豊蔵(いいでくら)」の完成に伴い、江戸時代から昭和に建てられた蔵は、酒造りを知る道具や商品の展示、またファーメントホールとしてコンサートなどに使用され、喜多方の酒造りや酒文化を伝える貴重な財産として一般に広く公開されています。

小田付(おたづき)小田付(おたづき)

 4千棟を超える蔵があるといわれる「蔵のまち」喜多方の中でも、比較的蔵が密集している小田付(おたづき)地区は、江戸時代に会津若松と米沢を結ぶ街道の要衝として栄えました。今も見られる土蔵の家並みは主に明治期に建てられたもので、店蔵や座敷蔵が街道に沿って連なり、当時の町の形態を残しています。

杉山の農家蔵群杉山の農家蔵群

 喜多方市郊外の杉山地区は、かつて木炭と笠の原料となるスゲ草の産地だった小さな集落です。一本の小路をはさんで、生活や生産のための貯蔵蔵や、冠婚葬祭や賓客を迎えた蔵座敷が立ち並んでいます。白と黒の漆喰が美しく調和した観音開きの窓は、杉山地区ならではの特長とされ、置き屋根や二重屋根の大きな兜屋根、趣向を凝らした窓や扉、蔵座敷の内部は漆で塗り飾られ、当時の座敷としては最高のものでした。

お問い合わせ

◎喜多方観光物産協会
住所:〒966-0814 福島県喜多方市御清水東7244-2
電話:0241-24-5200
http://www.kitakata-kanko.jp新規ウィンドウで開く