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みんなはカラオケのお店の前をとおりかかった。たまに家族で来たりするお店だ。
するとリリカお姉ちゃんにバッタリ出会った。 |
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「あ、お姉ちゃんなにしてるの?」 |
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「あら、リリカ。今ね、友達とカラオケをしてきたのよ」 |
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「いいなぁ、あたしも行きたかったぁ」 |
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すると、どこからかヨコタさんの声がカラオケのエコーのかかった声で、聞こえてきた。 |
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「はい、なんと〜リリカちゃんのお姉さんが楽しんできたカラオケも、通信ネットワークで“つながっている”んですよ〜」 |
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カラオケマイクを持ったヨコタさんがどこからともなく現れて説明をはじめた。 |
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「カラオケで、歌いたい曲をリクエストしますよね?実はこのとき、どんな曲をリクエストしたのかということが、通信ネットワークをとおってカラオケの曲がたくさん用意されているセンターに伝わるんです。
そうすると、そこから歌いたい曲のがくふ(MIDIデータ)が、やはり通信ネットワークをとおって、みなさんのいるカラオケの部屋にとどきます。部屋にあるカラオケの機械は、そのがくふをえんそうしてくれているんですねえ。だから、こういうカラオケのことを“通信カラオケ”っていうんですよ」 |
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「へぇ〜、カラオケって通信ネットワークに“つながってる”から通信カラオケっていうんだあ」 |
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「カラオケの部屋にある機械に曲が入ってるわけじゃないのね」 |
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「だから、あんなにたくさんの曲が歌えるんだな。よし、これでまた“つながっているもの”をみつけたぞ!」 |