2017年3月29日
高崎市学校給食残渣堆肥化事業における新たな堆肥の開発について
株式会社NTT東日本−関信越 群馬支店(「支店長:日森 敏泰」以下、弊社)では、平成15年より高崎市から市内小中学校等の給食残渣(食べ残し)や調理時に生じた野菜くずなどを自社施設の生ごみ処理機で処理する堆肥化事業を受託し、環境教育活動の推進に寄与しています。
このたび、この堆肥の高品質化を目指し、「もみがらの分解」が可能な生ごみ処理機を生ごみ処理機製造会社と協同開発して、「発酵もみがら堆肥(ケイ酸含有)」の製造に成功しました。現在特許を出願しているとともに、皆様方にご提供ができるようになりました。 (別紙 1製品写真)
1.発酵もみがら堆肥(ケイ酸含有)を施肥することにより期待できる効果
①土の粒子が細かく分解され、粒子と粒子の間に隙間(団粒構造)ができて、水ハケと保水性(相反する作用)が向上する。
②さらに、細かい根が縦横に充分に伸び、土壌の栄養素を多く吸収する。
③植物はケイ酸を吸収するとガラス質を身にまとい植物体を強化する。その結果、茎葉が倒伏しにくくなり、根元まで日光が
あたることにより光合成を促進する。
※①〜③については株式会社NTT東日本−関信越 群馬支店による実証実験により検証 (別紙2)。
本堆肥については、群馬県知事の承認(群馬県特肥第1523号)を取得済。
※ケイ酸はもみがらを分解する際に発生する。ケイ酸には、根の発育、葉茎を丈夫にする、光合成が増す等の
効果がある。
※縄文時代の遺跡からそのままの形で発掘・出土されるほど分解が難しいもみがらの処理については、試行開始から
三年有余を要して、分解されるまでのメカニズムの解明や給食残渣に対するもみがらの配合比率・水分量・温度管理等
の確立に成功いたしました。
2.生産及び取り扱い場所
この「発酵もみがら堆肥(ケイ酸含有)」を、従来から製造している堆肥と合わせてご提供していきます。
本堆肥につきましては、以下で取り扱っております。
株式会社NTT東日本−関信越 群馬支店 新規事業推進担当(倉賀野ビル)
住所:〒370-1201 高崎市倉賀野町乙3210-1
電話:027-346-0200/営業時間:9:00〜17:00(休日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始)
弊社では、本事業を通して、環境教育活動の推進に更に寄与するとともに、NTT東日本グループとして、安心して生活のできる地球を未来につなげていく一環としていく所存です。
【本件に関するお問合せ先】
NTT東日本―関信越 群馬支店 新規事業推進担当 電話027-346-0200