8月8日(金)より、NHK「国宝へようこそ」4作品を8K上映します

NHKエデュケーショナル制作の8K映像作品「国宝へようこそ」のうち以下の4作品を、​8月8日(金)から9月15日(月・祝)までICCのシアターにて上映します。​ どうぞご覧ください。

休館日 : 8月12日(火)、18日(月)、25日(月)、9月1日(月)、8日(月)​
会場 : ICC4階 シアター​​
定員 : 各回29名(うち車椅子席2)​​
料金 : 無料​
※会期中に上映作品の追加や変更を行う場合がございます、最新の情報は本ページおよび シアター・スケジュール よりご確認ください。​

「国宝へようこそ 洛中洛外図屛風」(45'00") 8K National Treasures : Scenes in and around Kyoto

米沢市上杉博物館蔵

天才絵師・狩野永徳が描き、織田信長が上杉謙信に贈った国宝「洛中洛外図屏風(上杉本)」。 永徳が屏風絵に込めたメッセージを読み解く。 戦国時代の京都の町と2千5百人もの老若男女が生き生きと描かれている。圧巻は祇園祭の山鉾巡行。 「動く美術館」とも呼ばれる現代の山鉾に永徳が描いたものが残っていないかを大調査。すると今も伝わる“あるもの”を発見。そこには永徳がこの屏風に込めたメッセージを読み解くヒントがあった。

制作 : NHKエデュケーショナル


「国宝へようこそ 日月山水図屏風」(45'00") 8K National Treasures : Landscape with the sun and moon

天野山金剛寺蔵

2018年に新たに国宝に指定された日月山水図屏風。他の室町時代の国宝絵画は、ほぼ水墨画で作者も来歴も完璧なのに対し、すべてが謎のまま、絵の魅力だけで国宝に指定された破格の名画だ。鮮やかな色彩で四季の風景を、そして華やかな金銀で太陽と月、天空を描いた大画面。そこには実は細部に驚きの超絶技巧が秘められている。美術史に特筆される謎の名画、その美の迷宮にご案内する。

制作 : NHKエデュケーショナル


「国宝へようこそ 鳥獣戯画」(45'00") 8K National Treasures : Frolicking Animals

京都・高山寺蔵

最も有名で最も謎に包まれた国宝と言われる「鳥獣戯画」の全巻を「8Kの眼」で鑑賞する。甲・乙・丙・丁の四巻を、3人の〈見巧者〉の語りとともに8K映像で堪能する。 ウサギやカエルで超有名な「甲巻」だけが「鳥獣戯画」ではない。麒麟(きりん)や龍など空想上の動物が描かれる動物図鑑のような「乙巻」、人物も登場する「丙巻」、自在な筆遣いの「丁巻」。 各巻それぞれ約8分の8K映像を、大友良英(音楽家)、井上涼(アーティスト)、片岡真実(森美術館館長)が推論を織り交ぜながら語りつくす。

制作 : NHKエデュケーショナル


「国宝へようこそ 神護寺」(45'00") 8K National Treasures : Jingo-ji Temple

高雄曼荼羅

京都の北西にある山寺・神護寺の真言密教の秘宝「高雄曼荼羅」。 空海の指揮で作られた現存唯一のマンダラで、4mを越える巨大な二幅に、壮大な仏の宇宙が描かれる。このほど6年の修理を経て金の輝きがよみがえった。唐から運んできたマンダラと同じ大きさだが、極彩色を避け金銀のみで描き写された。なぜ空海はそう指示したのか? 本尊薬師如来像など数々の国宝を紹介しつつ、謎を探る。

制作 : NHKエデュケーショナル