News Release

平成16年11月30日


『NTT東日本 環境報告書 2004 ―わたしたちの環境経営―』
の発行について


 NTT東日本では、「循環型社会の形成に貢献する新たな情報通信サービスの開発・普及」および「事業活動における環境負荷低減」を両輪とした環境経営を推進しています。弊社が実施した環境保全活動の状況については、2000年度より毎年「環境報告書」として取りまとめて情報公開を行っており、この度、5回目となる『NTT東日本 環境報告書 2004 ―わたしたちの環境経営―』 を発行いたしました
 巻頭の社長対談では、「NTT東日本の環境マネジメントのあり方・方向性」や「情報通信技術(IT)による循環型社会形成への貢献」などについて、弊社トップの考えを掲載しています。また、従来より耐久性や防食性を高めた「エコ鋼管柱」の開発をはじめ、「温暖化対策」「紙資源対策」「廃棄物対策」を中心とする環境負荷低減に向けた具体的な取り組みや、「NTT東日本のライフサイクルアセスメント(LCA)」、「2003年度 環境会計」など、弊社がこの1年間に取り組んできた具体的な活動を「知力」「経営」「行動」という3つのカテゴリーに分けて掲載しています。
 さらに、読者像として“お父さん・お母さんと小さなお子さん”を想定した別冊『ブロードバンドおもしろエコブック』も作成しています。
 なお、本報告書の内容につきましては、ホームページでもご覧いただけます。
 URL:https://www.ntt-east.co.jp/ecology/
本報告書のデータ集計期間は、2003年4月〜2004年3月となっています。


<主なポイント>
1.「社長対談」(P.5〜8)
 “巻頭対談”として、工芸家・作家でありオークヴィレッジ代表でもある稲本正氏と弊社代表取締役社長の三浦惺との対談を設け、「NTT東日本の環境マネジメントのあり方・方向性」や「情報通信技術(IT)による循環型社会形成への貢献」をテーマとする意見交換の様子を掲載しました。


2. 「情報通信技術(IT)による循環型社会形成への貢献」(P.11〜14)
 今回の報告書では、弊社の環境保全活動とともに、ITの進歩がもたらす環境負荷低減効果についても試算値を交えてご紹介しています。
 NTTグループが行った試算によると、「在宅勤務」や「SOHO(Small Office/Home Office)」「テレビ会議」等による人の移動の減少や、電子商取引による物流の効率化等により、2010年度には日本の総エネルギー消費量を3.9%削減できる見込みです。
 また、弊社では、情報通信分野において循環型社会の形成をリードしていくために「ライフサイクルアセスメント(LCA)」を導入しており、環境負荷を定量的に把握し、効率的に削減する努力をしています。今回は、これまでの評価結果を振り返り、ご紹介しています。


3.「2003年度 環境会計」(P.21〜22)
 環境保全活動の効率的実施および積極的な環境情報の公開を目的として、1999年度より環境会計を導入しています。
 2003年度の環境活動を、コストを含めて総括する「NTT東日本 環境会計」は、「環境保全コスト」としての投資額24.8億円、費用額91.7億円に対して、「実質的経済効果」92.6億円という結果となりました。


4.別冊『ブロードバンドおもしろエコブック』
 2002年度より環境報告書に“別冊”を設けており、今回は『ブロードバンドおもしろエコブック』を作成しました。
 本別冊は、読者像として“お父さん・お母さんと小さなお子さん”を想定し、「ブロードバンドの歴史と未来」「ブロードバンドの環境への貢献」等についてイラストや写真入りで分かりやすくご紹介しています。


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