報道発表資料
2001年4月16日

ウッドランド株式会社
東日本電信電話株式会社
株式会社住友金属システムソリューションズ


ウッドランド、NTT東日本、住友金属システムソリューションズの3社がERPパッケージを核とした中小・中堅企業向けトータルソリューションの事業基盤強化を目的とした合弁会社を設立


 ウッドランド株式会社(以下 WL、本社:大阪市中央区、代表取締役社長:浅田隆治)、東日本電信電話株式会社(以下 NTT東日本、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上秀一)及び株式会社住友金属システムソリューションズ(以下 SMISOL、本社:大阪市北区、代表取締役社長:高松正司)の3社は、3社が共同開発した日本の商習慣に適したERP*1(Enterprise Resource Planning)製品であるNewRRR*2(ニュートリプルアール)を核として、我が国の中小・中堅企業向けにトータルソリューションを提供していくための事業基盤の強化を目的とした合弁会社「株式会社スワン(SWaN)」を本日設立し、2001年4月20日(金)より営業を開始します。


1. 背景等
 WL、NTT東日本及びSMISOLの3社は、1998年以来、我が国の中小・中堅企業に特有の取引慣行及び業務形態に適応した最適なERP製品(=NewRRR)の開発とエンドユーザーへの販売及び導入、そして販売チャネルの構築を共同事業という形で進めてきました。
 その結果、我が国の中小・中堅企業を中心とした情報化マーケットにおいて、ERP製品を核としたソリューションビジネスの潜在的な成長性の高さを確信するに至り、この程、NewRRRを軸とした中小・中堅企業向けのトータルソリューションビジネスを今まで以上に強力に推進していくためにSWaNの設立に合意しました。


2.事業の概要
 SWaNは、NewRRR(統合基幹業務ソフト)の唯一の製品ベンダーとして、製品の開発及びメンテナンス、ソリューションベンダーの育成、マーケティングなどの業務を担当し、NewRRRを高い品質を維持しながら継続的かつ安定的に市場に提供していきます。当面の事業の概要は以下のとおりです。
NewRRRの企画、開発、販売と同製品を使用したトータルソリューションの開発、提供
NewRRRの販売に資する各種の販促ツール及び販売支援サービスの提供
NewRRRに関する教育サービスの提供
その他関連ソフトウェアの販売


3.会社概要
(1) 商  号 株式会社スワン(SWaN)
【商号の由来】
 商号の「SWaN(スワン)」は、SMISOLの「S」、WLの「W」、NTT東日本の「N」のそれぞれの頭文字をとり、「S」、「W」、「and」、「N」と組み合わせたもので、3社による協業の精神を象徴するシンボル的な意味合いを込めたものである。
(2) 本社所在地 東京都文京区
(3) 資本金 150百万円
<出資比率>
ウッドランド株式会社-60.2%
東日本電信電話株式会社-19.9%
株式会社住友金属システムソリューションズ-19.9%
(4) 設立日 2001年4月16日
(5) 営業開始日 2001年4月20日
(6) 役員構成
代表取締役社長 中野和典(ウッドランドERP事業部 事業部長)
非常勤取締役 秋山健二(NTT東日本法人営業本部システムサービス部ソリューションビジネスグループERP担当 担当部長)
非常勤取締役 山本章生(住友金属システムソリューションズプロダクト&ソリューション事業部 事業部長)
監査役 浅田隆治(ウッドランド 代表取締役社長)


4.今後の予定
 ソリューションサービスの継続的な質の向上を実現するため、補完製品を扱うソフトウェアベンダーやハードウェアベンダー、さらには監査法人などと戦略的なアライアンスを推進していく予定です。これら一連の活動を通じて、SWaNを中心としてWL、NTT東日本及びSMISOLの他に、3社と同様にNewRRRソリューションに賛同するソリューションベンダー各社を加えた、強力な協業体制を今年度中に構築する計画です。これによって、SWaNは我が国の中小・中堅企業の企業活動全般にわたる情報化の促進と、それを利用する人への企業経営全般に関するナレッジの提供という2つの面からNewRRRを使用した高い次元のソリューションを短期間かつ低コストで実現していきます。
 その結果として、SWaNは今後5年間でNewRRRソリューションを3,000社程度の中小・中堅企業に提供していきたいと考えています。


*1

ERP(Enterprise Resource Planning)
 経理、生産管理、販売管理、人事管理などの基幹業務を個別に行なうのではなく、コンピュータシステムを使って密接に関連付けながら実行すること。ERPを実現すれば、部分的にではなく全体として最適化された企業活動が可能になる。ERPの実現に必要な機能を予め備えたソフトウェア群を統合基幹業務ソフトと呼ぶ(ERPパッケージということもある)。

*2

NewRRR(ニュートリプルアール)
 生産、販売、会計の各業務をシームレスに統合することで、リアルタイムな経営情報の提供を可能とする中小・中堅企業向けERP製品。従来の欧米型ERP製品とは異なり、日本の商習慣に準拠すると共に、全体として最適な経営環境を追及する経営システムの視点を重視し、個々の企業形態に合わせたシステムのカスタマイズを短期間かつ低コストで実現することが可能。これからの企業経営を支援するための、真に導入価値のある戦略的統合基幹業務パッケージとなっている。



( 参考 )


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