NTT東日本及びNTT西日本では、中小規模事業所向けディジタルPBX「マルチビジネスシステムEP17」の後継機種としてVoIP(Voice over IP)機能を搭載し、音声・データ統合ネットワークの構築を可能とする「マルチビジネスシステムEP18( I )」及び「マルチビジネスシステムEP18( II )」を平成13年2月9日(金)から販売開始します。
商品名 |
「マルチビジネスシステムEP18( I )」
「マルチビジネスシステムEP18( II )」 |
販売開始日 |
平成13年2月9日(金) |
販売予定数 |
NTT東日本:約1,000台/年
NTT西日本:約1,000台/年 |
販売価格 |
<システム概算価格*>
「マルチビジネスシステムEP18( I )」:約 700万円 |
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(システム構成例) |
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局線 INSネット1500×1回線 |
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内線 100回線 |
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多機能電話 30台 |
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単体電話機 70台 |
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VoIPトランク 等 |
「マルチビジネスシステムEP18( II )」:約 700万円 |
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(システム構成例) |
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局線 INSネット1500×1回線 |
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内線 80回線 |
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多機能電話 30台 |
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ディジタルコードレス 50台等 |
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販売地域 |
全 国 |
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* 上記価格には工事費及び消費税相当額は含まれていません。
1.商品概要
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 | 本商品は、近年企業においてニーズが高まっている音声・データ統合ネットワークの構築を実現するVoIP機能の搭載に加え、モバイルコミュニケーション機能や通信とコンピュータを統合し企業戦略に活用するCTI機能等に対応しており、大幅な通信コストの削減、業務効率の改善、CS(顧客満足度)の向上等を実現するIT時代のマルチメディアプラットホームです。 |
2.主な特徴 |
 | (1)VoIP機能搭載による通信コストの削減 |
|  | VoIP機能により既存の企業拠点間のデータ系ネットワークに音声系ネットワークを統合し、効率的なIPネットワークを構築することで通信コストの削減を実現します。
また、PBX制御情報(Dch信号)により、ルータのVoIP機能では困難な発信者番号通知やディジタルコードレスのローミング機能等、PBXの多彩なネットワーク機能をIPネットワーク上で可能にします。 |
 | (2)各種アプリケーション対応による企業内のIPネットワークの有効活用 |
|  | (「マルチビジネスシステムEP18( II )」のみ)
<1> |
音声ファイリングアプリケーション
不在時の内線・外線からの着信時における音声メッセージをIP対応音声ファイリングサーバのデータベースに蓄積することで内線・外線のどちらからでも再生/消去を可能とし、また、音声メッセージのファイル管理やバックアップも容易に行えます。 |
<2> |
IVR(Interactive Voice Response: 自動音声応答)アプリケーション
IVR機能による顧客からの電話の自動受け付けにより、電話取次や情報案内、夜間休日受付など様々なサービスを実現することができ、業務の効率化が図れます。 |
<3> |
ACD(Automatic Call Distriibution: 自動着信均等分配)アプリケーション
ACD機能によりオペレータへ着信が自動的に均等に振り分けることができ、顧客の待ち時間短縮が図れるとともに、オペレータ業務の効率化が図れます。 |
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 | (3)CRM※1による企業の経営戦略強化をサポート |
|  | 電話・FAX・電子メール等の複数のメディアを通して入ってくる顧客からの問い合わせを統合的に処理できるマルチメディアコールセンタの構築が可能で、問い合わせ受付、マーケティング、営業活動、サポート業務等を通じて得た様々な情報を一元的に管理することにより顧客情報を効率的かつ有効に活用でき、CS(顧客満足度)の向上や事業収益の拡大を図るなど、経営戦略におけるマネージメントをサポートします。
※1 |
(Customer Relationship Management)マーケットプランから営業、アフターケア、収益分析、顧客管理までのフロントオフィスを統合管理する仕組み。 |
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 | (4)モバイル機能対応によるアクティブなビジネス環境を実現 |
|  | ディジタルコードレスが最大1152台※2(624台※3)収容可能で、社内では内線コードレス、外出先ではPHS端末として社内外でシームレスに活用できます。また、32kbit/sデータ通信を利用することにより外出先から社内LAN、インターネット等へのアクセス等、アクティブなビジネス環境を実現します。
※2 |
「マルチビジネスシステムEP18( II )」 |
※3 |
「マルチビジネスシステムEP18( I )」 |
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