株式会社千葉ジェッツふなばし
東日本電信電話株式会社 千葉事業部
株式会社千葉ジェッツふなばし(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長:田村 征也)と東日本電信電話株式会社 千葉事業部(千葉市美浜区、執行役員千葉事業部長:境 麻千子、以下「NTT 東日本」)は、千葉ジェッツふなばしの所属選手である#31原 修太選手の社会貢献活動「ハラの輪」の一環として、2月12日(日)の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦において、NTT社会情報研究所(以下「NTT社会研」)と千葉県こども病院の協力のもと、NTT社会研で研究中の”振動伝送技術を用いたウェルビーイングな体験デザイン”を活用し、長期入院治療中の小児患者(及びそのご家族)がいる病棟と原選手をはじめとする千葉ジェッツふなばしの選手達がいる船橋アリーナをインターネットで繋ぐ「ポータブルハイタッチ」(離れていても触れ合う感覚を伝えられる体験)を実施します。
「ハラの輪」は、千葉ジェッツ #31 原 修太選手自身が難病指定されている潰瘍性大腸炎に罹患した経験から、長期療養児支援をメインとして2020年より実施している社会貢献活動のプロジェクト名です。コロナ禍でこれまで限られた活動のみとなりましたが、2022-23シーズンは、小児専門病院である千葉県こども病院と、病院訪問やクリスマスプレゼント寄贈など、シーズンを通して様々な取り組みを実施しております。
ただし、これまでの病院訪問等を通じても長期療養を余儀なくされる子どもたちに提供できないことがありました。それは、バスケットボールの楽しさをより身近に感じてもらったり、病棟外とのコミュニケーションで気分転換をしてもらったりといった「体験」の提供です。
千葉ジェッツふなばしとNTT 東日本は、「ハラの輪」の活動に賛同し、「ハラの輪」の活動方針である「長期入院や病気療養しているこども達に夢や希望を与えること」を体現することを始めとした地域を支える協働参画の実現に向けて検討を重ねてまいりました。そのような中、今回実施する「触覚でつながるウェルビーイングプロジェクト」のひとつとしてNTT社会研で研究中の「振動伝送デバイス」を使用し病院とアリーナを結ぶ企画は、病院から出ることができない、家族との面会でさえ制限がある等、コロナ禍のより厳しい環境下で病と闘うこども達に、選手達と触れ合う感覚を提供し、バスケットボールの試合をよりリアルに体験してもらえるものであり、また、触覚体験を通じてウィズコロナ時代の新しい応援スタイル(離れていてもみんながそこにいる=元気・勇気をもらう新しいコミュニケーション)を実現することが可能であり、長期療養児支援に限らず広く地域医療やスポーツ応援の一層の充実・発展等につながるものと考えています。
「ポータブルハイタッチ」は映像と音声に加えて動きによって生じる振動情報を計測し送信することができます。装置を持った振動配信者が、選手とコミュニケーションしながら触覚情報も配信します。試合前の選手のハイタッチの振動やドリブルなど選手の迫力ある動きやボール捌きの振動を伝えることができます。今回の取り組みでは千葉ジェッツのホームふなばしアリーナと千葉県こども病院を通信で結び、原選手及び千葉ジェッツの選手と試合会場に足を運べない入院治療中の患児らが、触覚を感じながら交流を行います。
タブレットに透明な板が前面に取り付けられた配信装置は、映像と音声、そして動きによって生じる振動情報を送信し、受信側では振動子が取り付けられた振動タブレットによって映像、音声及び振動を受けることができます。映像と音声は受信側から送信側にも送られます。振動の受信装置はインターネット環境下でどこでも使用できるため、患児の体調などに合わせて病室やプレイルームなど様々な場所で体験可能です。
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