千葉県勝浦市
かつうら朝市の会
株式会社アドインテ
東日本電信電話株式会社 千葉事業部
「勝浦朝市における来訪者属性データ」の見える化について
〜IoTとAI・DXを用いた収集データの分析・活用により、活性化を促進します〜
千葉県勝浦市(市長:土屋 元、以下「勝浦市」)及びかつうら朝市の会(千葉県勝浦市、会長:江澤 修)は、株式会社アドインテ(京都府京都市下京区、代表取締役:十河 慎治、以下「アドインテ」)及び東日本電信電話株式会社 千葉事業部(千葉県千葉市美浜区、執行役員千葉事業部長:境 麻千子、以下「NTT東日本」)と連携し、「勝浦朝市※1」においてIoTとAI・DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した来訪者に関する属性データの収集による「来訪者の見える化」を2021年12月1日から2022年3月31日まで実施しております。
勝浦市の人口は、1958年(人口 約31,000人)をピークに減少が続いており、高齢化や少子化及び市外への若年層転出などの要因で2021年11月末では約16,400人という地域経済を縮小させる状況となっております。
また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、勝浦市外からの来訪者も減少しております。勝浦市ではこれらの諸課題に対処するため、「住みやすさの向上」「お年寄り・子育て支援の強化」「地域産業・観光商業パワーアップ」などの実現に向け、各分野での様々な施策に取り組んでまいりました。
このような背景のもと、勝浦市とアドインテ、NTT東日本は、勝浦市の「将来的な人口増加と地域経済の拡大」を目的とした足掛かりの施策として、勝浦朝市への来訪者に関わる属性データを収集・活用した「見える化」を行うことで、さらなる活性化をめざすことといたしました。
勝浦朝市の開催場所に設置したスマートセンサ機器「AIBeacon※2」と光アクセスサービス 「フレッツ光※3」により、観光客などの来訪者が所有するスマートフォンから個人情報を除く年代や居住地などといった「来訪者属性データ(解析情報)」※4を収集(見える化)しデータに基づく客観的な分析と定量的な振り返りを行うことで、活性化施策の企画と立案及び効果検証の実行へつなげてまいります。
イメージ
2021年12月1日(水)〜2022年3月31日(木) ※予告なく変更する場合があります
勝浦朝市 仲本町通り ・ 下本町通り(計2箇所)
<参考;「AIBeacon」設置場所>
①勝浦市・かつうら朝市の会 | 「AIBeacon」を用いた来訪者数・属性傾向についての分析、施策の検討・実施。 |
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②アドインテ | 「AIBeacon」提供。データ収集・解析。 |
③NTT東日本 | 「フレッツ光」提供。トライアルの取りまとめ・分析・施策検討に関する支援。 |
勝浦市は今回の来訪者属性データ収集による「来訪者の見える化」を踏まえるとともに、イベント開催などの前後におけるデータを比較することにより、リピーターを含めた来訪者数の増加・安定化や、ホームページとSNSから発信する各種情報の魅力向上など勝浦朝市の活性化に向けた効果的な施策の企画・立案へつなげてまいります。
将来的には勝浦朝市に留まらず、勝浦市内の広範囲へ「AIBeacon」を設置し、より多くのデータを収集・分析・活用することで、観光をメインとした来訪者の周遊促進、ひいては移住促進(人口増加)と地域経済の拡大を含めた勝浦市全体の賑わいを取り戻すことをめざしてまいります。
また、アドインテとNTT東日本は、IoTとAI・DXによって収集したデータの分析・活用を通じた勝浦市の活性化と街づくりを引き続き支援してまいります。
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