Topics

平成11年12月27日


NTT東日本の地球環境保護活動について


 NTT東日本は、地球環境保護に全社的に取り組む基本方針として、「NTT東日本地球環境憲章」(別紙)を制定しました。これに基づき、<1>環境保護における地域社会への積極的貢献、<2>環境保護に対する企業責任の遂行、<3>環境負荷技術の研究開発の3点を柱とし、地球環境保護活動を推進していきます。


1.環境保護における地域社会への積極的貢献

 地域社会との連携を深め、地域社会が推進する環境保護活動に積極的に参加し、地球環境保全に貢献していきます。

 具体的には、NTT東日本の電気通信設備、不動産、人的資源等を利用した地域におけるエコロジー活動の情報発信・交流の場として、支店等に「エコロジー・コミュニティ・プラザ」を設置し、地域に密着した多彩で多様な環境保護活動を展開します。

 岩手支店では、従来より、岩手県、国連大学、NTT(持株会社)による環境ネットワークの共同プロジェクトを支援してきましたが、今後さらに、このエコロジー・コミュニティ・プラザを他支店に先がけて設置することにより、


学校参加によるホームページを使った酸性雨共同調査の支援
三陸バーチャルダイビングを使った遠隔授業支援
インターネットによる環境学習会

等の活動を2000年より展開していきます。

 今後、他支店においても、地域における住民、行政およびNGO・NPO等の活動状況に合わせて対応していきます。


2.環境保護に対する企業責任の遂行

 紙資源節減、温暖化防止、廃棄物削減の各項目について、2010年までの行動計画目標(別紙)を策定しました。特に、デジタル革命後のマルチメディア社会に向けたエネルギー問題について、トータルパワー改革(TPR)運動※1として、全社を挙げて取り組み、温暖化防止に貢献します。各支店・事業所は、地球環境憲章および行動計画目標に基づき、具体的な取り組み内容を決定し、実施していきます。

 また、各支店・事業所は、環境保護の国際規格ISO14001※2の認証取得に積極的に取り組むことにより、環境マネージメントシステムの確立を図ります。既に今年10月に本社資材調達センタが認証取得し、現在、神奈川支店、秋田支店、青森支店等が来年の認証取得を目指し取り組んでいます。


3.環境負荷低減技術の研究開発

 情報流通企業グループの一員として、NTT(持株会社)の研究所と連携して、省エネルギー電気通信技術等の環境負荷低減技術を開発するとともに、マルチメディア技術を活用することにより、社会全体の環境保護の向上に貢献していきます。



※1:トータルパワー改革(TPR)運動

 今後のマルチメディアサービスの進展による電力エネルギー消費量の伸びを考えると、従来の削減対策だけではエネルギー消費量を抑制することが困難な状況であることから、研究開発段階にまで発展させ、次の4つの内容の省エネルギー対策に取り組んでいます。


研究開発におけるエネルギー対策
設備の導入、設計施工におけるエネルギー対策
資産を活用した、最適エネルギーシステムの構築
現場社員の自主的・主体的な活動の促進

  なお、NTTグループ全体の省電力に関しては、平成10年2月18日に「2010年に向けた電力エネルギー削減ビジョン」として報道発表しています。



※2:ISO14001

 ISO(国際標準化機構)が1996年に制定した環境マネジメントシステムに関する国際規格であり、企業が環境管理をシステマティックかつ継続的に実行する上で、どのような要件を満たせば良いかを規定したものです。



<参考>地球環境保護活動に関するこれまでの取り組み

1991年 4月 

環境問題対策室設置
7月 地球環境保護推進委員会設置
10月 「NTT地球環境憲章」制定
「地球環境保護対策基本プログラム」制定
1992年 3月 「詳細プログラム」制定
1993年12月 「地球環境保護表彰」制定
1997年11月 課題別委員会の設置

1999年 7月 NTT東日本発足(NTT再編成)
1999年 7月 NTT東日本地球環境保護推進委員会設置
1999年12月 「NTT東日本地球環境憲章」制定
「2010年までの行動計画目標」制定



[別紙]
「NTT東日本地球環境憲章」


[News Release トップ]