平成21年6月3日
(報道発表資料)
株式会社オービックビジネスコンサルタント
東日本電信電話株式会社


OBCとNTT東日本における
安心・快適な基幹業務運用環境の提供に向けた協業について
〜「奉行 on フレッツ」の展開について〜


 株式会社オービックビジネスコンサルタント(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:和田 成史、以下、OBC)と東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:江部 努、以下、NTT東日本)は、中堅・中小法人向けにNGNを活用した安心・快適な基幹業務運用環境を提供することを目的とし、本日、協業することで合意しました。
 協業の第1弾として、OBCが提供する業務パッケージソフト「奉行シリーズ」※1とNTT東日本が提供する光ブロードバンドサービス「フレッツ光」※2および「フレッツ VPN」※3を組み合わせ「奉行 on フレッツ」という名称で展開いたします。
※1: 高い操作性・安定性が示す55万社の導入実績を誇り、導入シェアNo1の業務パッケージソフト
(2008財務・会計、人事・給与、販売・在庫分野におけるシェア :富士キメラ総研調べ)
※2: NTT東日本が提供する「フレッツ 光ネクスト」「Bフレッツ」の総称
※3: NTT東日本が提供する「フレッツ・VPN ワイド」「フレッツ・VPN ゲート」「フレッツ・グループアクセス」「フレッツ・アクセスポート」「フレッツ・オフィス」「フレッツ・オフィス ワイド」の総称


1.協業にいたった背景
 中堅・中小法人の会計・税務、人事・給与等の基幹業務における、業務システムの導入率は、約80%※4と高く、業務システムのIT化は、標準になりつつあります。一方、ブロードバンドサービスの急速な普及に伴い、本社の単一業務の効率化だけでなく、拠点とのネットワークを活用し、ITを利活用した業務効率化のニーズが高まっております。
 OBCは、「奉行21Ver.5シリーズ」において、低コストで遠隔地運用を実現するネットワーク対応モデルの導入や業務システムの自動更新・最新化や税制改正等有益情報の配信など、中堅・中小法人における基幹業務のさらなる効率化のため、ネットワークを最大限に活用した多彩なサービスを提供しております。こうしたネットワーク化を推進する中で、基幹業務における安心・快適な運用環境の必要性を強く感じておりました。
 NTT東日本は、中堅・中小法人向けに、光ブロードバンドサービス「フレッツ光」、通信機器、ひかり電話のパッケージサービスを中心に、ユーザの利便性に合わせた様々な利用シーンを提案してまいりました。また、より安心・快適にご利用いただくために、保守等のサポート面でも充実を図っております。基幹業務においても、ネットワークに求められる高セキュアかつ高品質なNGNのネットワークを活かしたサービスの展開を考えておりました。
 こうした背景のもと、OBCとNTT東日本は、それぞれの得意分野を活かした連携を図ることで、ICTを活用した安心・快適な基幹業務の運用環境の提供により、中堅・中小法人における業務効率化・IT経営の推進に寄与できると考え、今回の協業に至りました。
※4: 三菱UFJリサーチコンサルティング(株)「ITの活用によるアンケート調査」(2007年11月)


2.協業の内容
 OBCとNTT東日本は安心・快適な基幹業務運用環境の実現に向け、これまでOBCの「奉行シリーズ」と「フレッツ光」の接続検証を実施してまいりました。この度、検証結果に基づき、OBCが基幹業務のネットワーク環境として国内で初めて、「フレッツ光」および「フレッツVPN」を「奉行シリーズ」の推奨回線として認定することとします。
 また、協業の第1弾として「奉行シリーズ」と「フレッツ光」、「フレッツ VPN」を組み合わせ「奉行 on フレッツ」という名称で展開いたします。


3.「奉行 on フレッツ」の概要

(1)「奉行 on フレッツVPN」
 奉行シリーズの最新のネットワーク対応モデル「奉行21Ver.5 with Terminal Service」において、複数拠点間を接続するネットワークに「フレッツ・VPN ワイド」※5を採用したモデルです。
 これまで奉行シリーズにおいて、複数拠点を接続するネットワークとしては、セキュリティ面および速度の面において不安が残るインターネットVPNもしくは、独自に専用線を用意する必要がありました。
 「奉行 on フレッツVPN」により、複数拠点での基幹業務運用において、高セキュアかつ快適にサービスを利用でき、さらに安価な定額料金となっているため、低コストで運用をすることが可能となりました。
※5: 「フレッツ・VPN ワイド」以外の「フレッツVPN」サービスについてもニーズに応じて対応を検討していきます。

<1>主な特長
「奉行21Ver.5 with Terminal Service」と「フレッツ・VPN ワイド」を組み合わせて利用することにより、遠隔地におけるサービス運用のために従来必要としていた、専用ソフトや専用サーバが不要となるため、低コストで基幹業務の利用範囲を拡大することが可能となります。
「奉行21Ver.5 with Terminal Service」では、本社サーバと各拠点に存在するクライアントの間において、マウス・キーボードの入力情報や画面データ等の必要最低限の情報のみがやり取りされるため、本社と同等のスピードで利用することができます。
本社と遠隔地に所在する拠点をインターネットVPNで接続した場合に比べ、「フレッツ VPN」は閉域網のため、高セキュアかつ快適にサービスを利用することができます。また、専用線で接続した場合に比べ低コストで利用することができます。

<2>料金
「勘定奉行21Ver.5 with Terminal Service」
1,050,000円(税込)/3ライセンス※6から
「フレッツ・VPN ワイド」※7
料金の詳細については以下のURLをご参照ください
https://flets.com/vpnwide/s_outline.html
※6: 「勘定奉行21Ver.5 with Terminal Service」3ライセンス版のパッケージ価格となります。
また、奉行21Ver.5シリーズの詳細内容は以下のURLをご参照ください。
https://www.obc.co.jp/list
※7: 別途、NTT東日本の「フレッツ光」の契約が必要です。

<3>開始時期
 平成21年6月下旬予定

(2)「奉行 on フレッツ光」
 奉行シリーズでもっとも多くお客様にご利用いただいている「奉行21Ver.5(スタンドアロンシリーズ)」において、最新プログラムを受信するアクセス回線に快適で信頼性の高い「フレッツ光」を採用したモデルです。
 「奉行 on フレッツ光」により、奉行シリーズに標準装備されている「奉行アップデートサービス」において、法改正に対する対応等の最新プログラムの更新や税制改正・サポート情報等の有益情報を受信することができ、安心・快適な運用環境の構築が可能となりました。

<1>料金
「勘定奉行21Ver.5 (スタンドアロンシリーズ)」
157,500円(税込)※8
「フレッツ光」※9
料金の詳細については以下のURLをご参照ください。
https://flets.com/first/index.html
※8: 「勘定奉行21Ver.5 Aシステム」のパッケージ価格となります。
また、奉行21Ver.5シリーズの詳細内容は以下のURLをご参照ください。
https://www.obc.co.jp/list
※9: 「奉行アップデートサービス」のご利用にはインターネット環境が必要なため、別途プロバイダ契約が必要です。

<2>開始時期
 平成21年6月下旬予定


4.今後の展開

(1)販売促進に向けた取組み
 「奉行 on フレッツ」は、主に中堅・中小法人のお客様に対して、OBCの広範な販売パートナー及び、NTT東日本の営業担当者等の販売チャネルを通じ、販売を実施していきます。
 さらに、中堅・中小法人向けの共同プロモーションや共同セミナーの開催など、協力して拡販を進めていきます。

(2)新たなサービスの共同開発
 安心・快適な運用が必要な基幹業務ソフトにおいて、高品質、高セキュアで信頼性の高いネットワークであるNGNは、親和性が高いことから、OBCとNTT東日本は、中堅・中小法人分野において、両社の強みを活かした新しいサービスの検討および開発を共同で実施していき、ネットワークとソフトウェアの融合によるイノベーションを創出していきます。


<補足>
◆ 会社概要
株式会社オービックビジネスコンサルタント
所在地:東京都新宿区西新宿6丁目8番地1
代表者:代表取締役社長 和田 成史
資本金:105億1,900万円
URL:https://www.obc.co.jp/

東日本電信電話株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目19番地2
代表者:代表取締役社長 江部 努
資本金:3,350億円
URL:https://www.ntt-east.co.jp/



別紙 「奉行 on フレッツ」の展開イメージ



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