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NTT東日本が運営している文化施設NTTインターコミュニケーション・センター※1(以下、ICC)は、常設展示内容を大幅に入れ替え、平成21年5月16日(土)にリニューアルオープンします。 |
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今年度の常設展は「オープン・スペース2009」として、従来のメディア・アート※2展示に加え、「テーマ展示エリア」を新設し、「環境」をテーマに掲げ、様々な作品を紹介します。 |
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また、子供たちが楽しめるICCキッズ・プログラムや、科学技術と芸術文化の融合をテーマとした企画展、ウェブ上でのイベント等にも取り組む予定です。 |
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日本の電話事業100周年記念事業として、またNTTの文化・社会貢献活動の一環として、平成2年からプレ活動を開始し、平成9年東京(新宿区西新宿<初台>)にメディア・アートの展示を中心としてオープンした文化施設。 |
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ビデオ、コンピュータなどの媒体を駆使して生み出される芸術の総称。 |
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1.「オープン・スペース2009」の主な作品 |
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(1)テーマ展示「ミッションG:地球を知覚せよ!」 |
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地球上の様々なデータを感知し可視化していく5つの作品を紹介します。 |
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<展示作品例> |
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ダブルネガティヴス アーキテクチャー『コーポラ.プロスペクト』(2009年〜) |
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屋外にセンサーを設置し、気温、風速、風向などリアルタイムに計測された自然のデータによって、常に変化していくバーチャルな建築物を現出させます。今回は、東京オペラシティを刻々と「変化する建築物」として取り上げます。 |
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パクト・システムズ『コモンデータ・プロセッシング&ディスプレイ・ユニット − TOKYO SYSTEM プロトタイプ』(2009年〜) |
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南極のような厳しい自然環境下に「情報基地」を設置し、自然データ等の観測を行なうプロジェクト『Makrolab』。今回はSeaWiFS※3からのデータを使用しながら、メディア・アート作品として展示します。
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Sea-viewing Wide Field-of-view Sensorの略。米国航空宇宙局ゴダード・スペース・フライト・センターのプロジェクトチームが設置する海色広域走査計。 |
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(2)メディア・アート展示 |
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著名作家による本格的メディア・アート作品や、コンピュータゲームの基になった作品がご覧いただけます。 |
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<展示作品例> |
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ラファエル・ロサノ=ヘメル『フリークエンシー&ヴォリューム』(2003年) |
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身体を動かすことで、普段気づくことのない見えない電波(航空機の管制情報、短波、携帯電話、タクシー無線など)をリアルタイムに感知し、音に変えていく作品です。壁に映った影の位置と大きさで音を変化させ、まるで身体がアンテナとなり、空間がバーチャルなラジオになったかのような体験ができます。 |
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物理的には繋がっていないが、ある視点から見ると繋がってみえる二点間をキャラクターが移動します。 いわば「2.5次元」のだまし絵※4空間をコンピュータにおいて実現した作品です。
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(3)その他の展示・施設 |
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ICC活動に関する映像アーカイブである「HIVE」(ハイヴ)のコンピュータ端末の閲覧、図書室での資料の閲覧、ミニ・シアターでの映像作品の視聴を通じ、ICCの歴史に多面的に触れることができます。 |
2.今後の活動予定 |
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(1)ICCキッズ・プログラム(平成21年7月中旬〜8月下旬予定) |
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夏休みの自由研究にも役立つ、子供が触って楽しめるインタラクティブ作品などを展示します。 |
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(2)企画展 |
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科学技術と芸術文化の融合をテーマに、国内外の代表的な作品や若手作家の作品を紹介する企画展を開催します。
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開催日程、内容については、後日別途ICCホームページにてお知らせします。 |
ICCホームページ : https://www.ntticc.or.jp/ja/ |