平成19年9月20日
(報道発表資料)
東日本電信電話株式会社


お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ


 NTT東日本では、東京支店の元社員の自宅にある個人用パソコンがウィルスに感染し、パソコン内にあった無断で持ち出した弊社の業務関連ファイルが、ファイル交換ソフト「Winny」ネットワーク上に流出していたことを、平成19年9月4日(火)に確認しました。さらに9月13日(木)には、弊社のお客様情報についても流出していることを確認し、本日、流出した全情報の件数や項目について特定ができましたのでお知らせします。
 このような事態を発生させ、お客様及び関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫びいたします。
 なお、現時点においては、流出した情報の不正使用についての申告はございません。


1.流出した情報件数等
(1)お客様情報 31,096件
(内訳:個人のお客様 19,821件 法人のお客様 11,275件)
【主な情報項目】 氏名(会社名)、住所、電話番号、銀行口座情報※1
※1: 含まれていた口座情報の件数は4件です。
(2)社員情報 10,193件※2
【主な情報項目】 氏名、所属組織、電話番号、メールアドレス
※2: 社員情報件数は、弊社グループ会社の社員、及び元社員の情報を含みます。


2.お客様への対応
 情報が流出したお客様へは、今後速やかにお詫びと事情説明を行ってまいります。
 また、本件に関しまして、お客様からのお問い合わせ先は次のとおりです。
電話:0120−011451 受付時間:午前9時〜午後9時
(携帯電話・PHSからもご利用可能)


3.再発防止策
 弊社ではこれまで、業務関連ファイルの社外への無断持ち出しの禁止やお客様情報を格納した専用サーバへのアクセスを指紋認証により制限するとともに、個人情報の取り扱いに関する全社員への周知・教育等を実施し、個人情報の保護に努めてきたところです。
 今回、このような事態が発生したことを厳粛に受け止め、
機密情報流出防止対策ソフトの導入による社内パソコンの外部記録装置用接続口の制限
弊社グループ社員を含む全社員に対して、ファイル交換ソフトの起動禁止及び会社情報の検査・削除を行うツールを配布し、<1>自宅パソコンにおける会社情報の保管禁止、<2>ファイル交換ソフトの利用禁止の徹底
個人情報の取り扱いに関する全社員への周知・教育の再徹底
を図り、これらを通じ、お客様の信頼回復に全力をあげて努めてまいります。
 なお、平成17年4月の個人情報保護法の全面施行を契機として、全社員を対象に個人情報等の扱いに関する誓約書を徴しており、退職時においても、再度、誓約書を徴することにより、会社情報の守秘義務の徹底を図っております。
 今後は、退職者組織と連携を強化し、個人情報保護法施行以前の退職者に対しても、個別に会社情報が保存されていないことを確認するとともに、会社情報が存在した場合は速やかな完全消去を指導徹底いたします。また、定期総会や会報、退職者向けホームページを通じ、お客様情報保護の重要性について継続的に注意喚起を図り、再発防止のため最大限の努力を行ってまいります。


[News Release トップ]