2004年12月9日
報道関係各位
東日本電信電話株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社


NTT東日本のSAP(R)製品との連携Webソリューションが
IBMミドルウェアに対応

−WebSphere最新版対応でSAPシステムのWeb化を容易に−


 東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三浦 惺、以下 NTT東日本)は、Web上でSAPシステム*1の利用を可能にする「NR3000次世代Webソリューション」(以下 本ソリューション)を、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、社長:大歳 卓麻、以下 日本IBM)のアプリケーションサーバー・ソフトウェア「WebSphere(R)(ウェブスフィア) Application Server V.6」(以下 WAS V6)に対応させました。

 NTT東日本は、本ソリューションを、小規模開発向けのハードウェアとソフトウェアをセットにし、低価格化した「NR3000次世代Webスタートパック」として、最小価格800万円(税込)*2にて2004年12月10日(金)から提供を開始します。NTT東日本は、2005年度までに、「NR3000次世代Webスタートパック」の導入社数として約30社を見込んでいます。

 本ソリューションは、ERPアプリケーション「mySAPTM ERP」などのSAPシステムをWeb上で効率よく活用するためのWebソリューションです。「mySAP ERP」の業務画面を直接変換処理できる「レンダリング技術*3」を用いることによって、Webブラウザ上でリアルタイムに使い易い業務画面をユーザに提供します。また、標準Webブラウザさえあれば、「mySAP ERP」の業務機能を利用できるため、SAPのクライアントソフトウェアのインストールや管理に係わる手間とコストを削減することができます。

 スピード経営が重要視される中、SAPアプリケーションのWeb環境での利用や、他システムとのリアルタイムな連携の需要が高まっています。NTT東日本は、これらの需要に応えるため、高い安定性と堅牢性を提供し、将来のシステム拡張をスムーズに行うことができる「WAS V6」を自社のソリューションに採用しました。「WAS V6」により、小規模システムにおける高い安定性と堅牢性の確保、及びSAP以外の他システムとの連携が実現し、統合Web環境の効率的な構築が可能となります。

 NTT東日本は、本ソリューションの販売・構築活動を実施し、広くユーザに提供していきます。日本IBMは、WebSphere製品群に関する技術情報や技術支援をNTT東日本に提供し、NTT東日本の「NR3000次世代Webスタートパック」の販売・構築活動を支援します。また、NTT東日本と日本IBMは、販売・開発パートナー向けに製品連携技術情報などを公開する共同セミナーを開催していく予定です。


*1 SAPシステムとは、販売、購買、生産、会計など企業の基幹業務を中心に支援する業務アプリケーションのことです。

*2

開発費用、保守費用については別途見積となります。

*3

ここでは、SAPシステムの画面データを解釈し、ユーザに表示する画面構成や画面遷移を動的に変えることができる技術で、米国エブリパス社(本社:米国カルフォルニア州・サンタクララ、最高経営責任者:マーク・タプリング)のミドルウェアをベースにしています。

IBM、WebSphereは、IBM Corporationの商標です。


SAPおよびSAPロゴ、mySAP ERP、その他SAP製品およびサービスは、ドイツおよびその他の国におけるSAP AGの登録商標または商標です。


その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。


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