報道発表資料
平成16年10月24日
東日本電信電話株式会社
第6報(15時00分)


新潟県中越地震による通信サービス等への影響
及び「災害用伝言ダイヤル(171)」の運用について


(下線は、第6報以降の新しい情報です)

 平成16年10月23日(土)に発生した新潟県中越地震による通信サービスへの影響は、現時点で以下のとおりです。
 現在、商用電源が停止している地域においてはバックアップ電源を利用しておりますが、電源確保のため27台の移動電源車をNTT東日本エリア全域から新潟地域へ派遣しています。(17台は既に現地に到着済みです。)


1. 通信サービスの状況
(1) 通信設備
 新潟県内において、3ヶ所の遠隔加入者終端装置(RT)および1ヶ所の交換局において不通となっており、下記の場所で電話が現在ご利用できない状況になっています。

<1> 遠隔加入者終端装置(RT)において不通となっているもの
原因     : 中継光ケーブル断線(場所の特定まで至っておりませんが、土砂崩れ、道路陥没等によるものと予想されます)。
対策     : 応急復旧検討中。

<1> 場所 新潟県古志郡山古志村大字竹沢
(コシグン ヤマコシムラ オオアザ タケザワ)
  対象回線数 約1200回線

<2> 場所 新潟県刈羽郡小国町大字法坂
(カリワグン オグニマチ オオアザ ホウザカ)
  対象回線数 約2600回線

<3> 場所 新潟県三島郡越路町大字塚野山
(サントウグン コシジマチ オオアザ ツカノヤマ)
  対象回線数 約650回線

 

※注 第5報まで記載していた場所はRTの設置場所です。

<2> 交換局において不通となっているもの
 後片貝ビル(新潟県小千谷市片貝)は、商用電源断に伴いバックアップ電源にて交換機の運用を行いながら、移動電源車による電源供給を手配しておりました。
 しかし、途中道路の寸断により移動電源車が現地に到着できず、バックアップ電源を使いきり、交換機が停止しました(平成16年10月24日(日)12時40分)
 現在、応急復旧を検討しております
・対象エリア:片貝町ほぼ全域
・対象回線数:約1450回線

(2)ふくそう
 新潟県長岡市方面の通話の規制については、平成16年10月24日(日)10時26分に、すべて解除となりました。

(3)特設公衆電話(無料)の設置について
 下記の場所にポータブル衛星(可搬型の衛星通信装置)による特設公衆電話を設置しました。
<1> ・場所 小国町役場(平成16年10月24日(日)7時31分設置)
  ・電話機台数 14台
<2> ・場所 山古志中学校(平成16年10月24日(日)13時15分設置)
  ・電話機台数 14台
  ※ 越路町についても、現在、ポータブル衛星を手配中です。


2.「災害用伝言ダイヤル(171)」の運用状況
(1)運用開始日時
 平成16年10月23日(土) 18時15分

(2) 「災害用伝言ダイヤル(171)」の伝言の登録・再生の際にキーとできる電話番号
 市外局番が「025」から始まる電話番号

(3)録音及び再生可能エリア
 平成16年10月23日(土)20時10分より、被災地エリア以外からも伝言の録音が可能としました(録音/再生とも全国から利用可能)。
※  録音可能メッセージ数:10メッセージ
メッセージは一度録音されますと48時間消去できませんので、重要なタイミングでのご利用をお願いします。

(4) 「災害用伝言ダイヤル(171)」の利用状況(10月24日(日) 14時00分現在)
メッセージ録音件数: 約 91,100件
メッセージ再生件数: 約170,100件
総利用件数: 約261,200件
          ※ 件数については全国での利用数値です。


3.報道機関の皆様へのお願い
 「災害用伝言ダイヤル(171)」の運用を開始しておりますので、繰り返しアナウンスしていただきますよう、よろしくお願い致します。


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