News Release

平成15年9月24日


エヌ・ティ・ティ・ベトナム株式会社と
Vietnam Posts& Telecommunications Corp.
(ベトナム郵電公社)における覚書の締結について


 東日本電信電話株式会社(代表取締役社長:三浦 惺、以下 NTT東日本)の55%出資子会社であるエヌ・ティ・ティ・ベトナム株式会社(代表取締役社長:森下 俊三、以下 NTTベトナム)は、ベトナム最大手の通信事業者であるVietnam Post& Telecommunications Corp.(総裁:Pham Long Tran ファム・ロン・チャン、以下 ベトナム郵電公社)と、ベトナムにおける将来のIP・ブロードバンド通信網の導入戦略や、サービス開発に関するコンサルティング等IT分野での技術協力に関する覚書を、本日締結いたしました。


1:背景

 NTTベトナムは、ベトナム社会主義共和国における電気通信設備の建設および電気通信事業の管理運営に関する指導を目的として、1996年12月にNTT・日商岩井(現在は子会社のITX社へ譲渡)・住友商事により設立されました。その後、1999年7月のNTT再編成時にはNTTよりNTT東日本へ株式の譲渡がなされ、現在に至っています。
 NTTベトナムの主な事業展開として、1997年7月にベトナム郵電公社と経営協力契約(Business Cooperation Contract:BCC)を締結し、首都ハノイ市において、おおむね5年間の需要に応じた基本電話設備(最大24万回線)を建設するとともに、運営、マーケティング、新技術に関するノウハウをベトナム郵電公社へ移転してきました。
 そのような中、昨今の通信網のIP化の流れを受け、ベトナム国内でもIP・ブロードバンドに対する期待が高まっており、またNTT東日本としてもIP・ブロードバンドを取入れた地域網を構築することによりBCC プロジェクトの収益性向上が望めることから、NTTベトナムはベトナム郵電公社に対し、IP・ブロードバンド通信網の導入戦略や、サービス開発に関するコンサルティング等IT分野においても技術協力を行うこととし、今回覚書を締結いたしました。


2:締結した覚書の概要

(1)調印日   平成15年9月24日

(2)調印者
・NTTベトナム側: 森下俊三 代表取締役社長
・ベトナム郵電公社側: グエン・バ・トゥオック 副総裁

(3)協力内容
a) NTTベトナムはベトナム郵電公社に下記分野でのコンサルタントを提供
IP・ブロードバンド通信網の適切な導入戦略(LAN、VoIP網の設計等)
IT研究分野での交流と協力
b) IT分野におけるベトナム郵電公社社員の研修
c) 新技術導入、経営・マーケティングに関するセミナー開催
d) 年一回以上を目処とした協力体制推進のための会議実施
 *上記費用に関してはBCCプロジェクトの予算を考慮


3:その他

 9月16日から24日まで、日本とベトナム社会主義共和国の友好30周年記念行事の一環として同国のキエム副首相を団長とする政府ミッションが日本を訪問しており、訪問の最終日かつ本覚書の締結日となる9月24日には、NTT東日本の展示センタを視察しました。



<別紙> NTTベトナム株式会社 会社概要


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