News Release

平成15年3月28日


自治体が整備した光ファイバ等のインフラ設備と連携した
「特定地域向けIPデータ通信網サービス」の提供開始について


 NTT東日本は、「e-Japan戦略」の推進に積極的に貢献する観点から、ブロードバンドサービスの提供を切望している自治体に対し、自治体が公的補助等を活用して整備した光ファイバ等のインフラ設備をNTT東日本がIRUで調達し、その設備を活用して当該エリアにIPデータ通信を可能とする「特定地域向けIPデータ通信網サービス」の提供を、平成15年4月1日(火)より秋田県由利郡矢島町様で開始いたします。
 なお、矢島町様のご利用は、自治体の光設備と連携してエンドツーエンドで自治体の住民にブロードバンド環境を提供する初めてのケースとなります。

*   IRU(Indefeasible Right of User) : 関係当事者の合意がない限り、破棄又は終了させることができない長期安定的な使用権。


1.サービスの概要

 本サービスは、地域ニーズに合わせたブロードバンドサービス環境を提供するため、自治体が整備した光ファイバ設備等をIRUで調達し、自治体内の利用者相互においてIPデータ通信を行います。さらに、当社ビル内の端末回線の終端において、自治体が指定するISP網等への接続も可能となります。また、全国水準と同程度の利用料金で高速インターネットが享受でき、利用者が多い程、割安な料金となる特徴を有しています。


【ネットワーク構成と主な機能(例)】
【ネットワーク構成と主な機能(例)】


2.サービス料金等

 基本額および設備量に比例した加算額、および工事料が必要となります。
 なお、詳細な提供料金については、自治体が整備したインフラ設備の構成およびIRU等の条件により個々に異なりますので、本サービスをご希望される自治体に対してNTT東日本が個別にご相談させていただきます。


3.提供開始日・提供エリア等

 平成15年4月1日(火)より、秋田県由利郡矢島町様にてサービス提供を開始します。
 なお、今後は、各自治体の需要に応じながら、他の自治体にも提供いたします。


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