News Release

平成14年12月10日


ワイヤレスアクセスポイント「WL−1154」の販売開始について


 NTT東日本は、企業における無線LAN環境や、Mフレッツ対応スポットを安価に構築することができるとともに、搭載するminiPCIモジュールによって無線通信規格IEEE802.11b(最大速度11Mbps)及びIEEE802.11a※1(最大速度54Mbps)のいずれにも対応可能な、デュアルタイプのワイヤレスアクセスポイント「WL−1154」を平成14年12月25日(水)から販売開始します。
 また、オプションとして、Mフレッツメイト※2に対応したハードウェア認証キー「iKey1000」を平成15年1月6日(月)から販売開始します。
※1 無線通信規格IEEE802.11aが利用する5.2GHz帯は、省令により、平成14年12月10日現在、屋外での利用は出来ません。
※2 Mフレッツメイトは、外出先のMフレッツ対応スポット(東京、北海道エリア)から、無線によりISP事業者や会社へのアクセスが可能となるサービスです。平成15年1月1日(水)より、東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道エリアのフレッツ・シリーズご契約者を対象として本格提供を予定しております。

商品名 「WL−1154」
販売価格※3
アクセスポイント(本体)「WL−1154−AP
 IEEE802.11b対応miniPCIモジュール搭載タイプ
61,000円
 IEEE802.11a対応miniPCIモジュール搭載タイプ
71,000円
 IEEE802.11a対応miniPCIモジュール&
 IEEE802.11b対応miniPCIモジュール搭載タイプ
85,000円
iKey1000」(オプション) 4,900円
販売開始日
WL−1154−AP
             平成14年12月25日(水)※4
iKey1000
             平成15年1月6日(月)
販売地域 NTT東日本エリア※5
販売予定数
WL−1154−AP 2,000台/年
iKey1000 10,000台/年
※3 上記販売価格には消費税相当額および地方消費税相当額は含まれていません。
※4 IEEE802.11a対応miniPCIモジュールは平成15年2月下旬からの販売開始予定となります。
※5 NTT東日本のサービス提供地域:新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県


1.商品概要

 「WL−1154−AP」は、IEEE802.11a(最大通速度54Mbps)及びIEEE802.11b(最大速度11Mbps)の2種類の無線通信規格に対応したデュアルタイプのワイヤレスアクセスポイントです。規格に対応したminiPCIモジュールを本体に搭載することにより、どちらか一方もしくは両方の規格に対応できるため、企業において、既に保有している無線LANカード※6を利用できるなど、状況に応じた無線LAN環境を安価に実現可能です。また、Mフレッツホスト※7にも対応しており、レストランなどの店舗や企業の支店等に設置することにより、Mフレッツメイトご契約者へ無線によるインターネットアクセス等の利用環境を提供できます。
 「iKey1000」は、認証情報などを格納できるUSBタイプの認証キーです。Mフレッツメイトに対応しており、Mフレッツ接続時の不正利用を防ぐことができます。
※6 パソコン用無線LANカードは、Wi-Fi CERTIFIED 802.11aおよびWi-Fi CERTIFIED 802.11bに準拠したカードが利用できます。
※7 Mフレッツホストは、Mフレッツメイトご契約者向けの無線LANアクセススポット環境をご提供するサービスです。平成15年1月1日(水)より、東京及び北海道エリアのBフレッツまたはフレッツ・ADSLご契約者を対象として本格提供を予定しています。また、Mフレッツホストのアクセスポイントとして利用する場合、平成14年12月10日現在、無線通信規格IEEE802.11aのご利用は出来ません。


2.主な特徴及び機能

<WL−1154−AP>
(1) 2種類の無線通信規格に対応
 機器背面に、最大54Mbpsの大容量無線通信が可能な無線通信規格IEEE802.11aに対応したminiPCIモジュール、もしくは、安価に無線LAN環境を構築できる無線通信規格IEEE802.11b(最大11Mbps)に対応したminiPCIモジュールのいずれかをセットすることにより、それぞれの無線通信規格を利用することができます。また、モジュールインタフェースを2つ持っているため、モジュールを両方とも搭載することにより、2種類の無線通信規格を同時に利用することも可能です。
(2) 高度なセキュリティ対策
 第三者による無線通信の傍受を防ぐ暗号化方式であるWEP及び、認証サーバなどと連動し、認証されていない端末からの通信を全て遮断するユーザ認証方式IEEE802.1xを装備しており、高いセキュリティを実現します。
(3) POE給電対応
 LANケーブルからの電源供給を可能にする電源供給ユニット(POE:Power OverEthernet)をオプションにて準備しております。電源コンセントがない壁等に設置する際、新たな電源の準備や配線の整理がいらないため、設置場所を選びません。
(4) Mフレッツホスト対応
 Mフレッツの認証方式であるIEEE802.1xに対応していますので、別途、Mフレッツホストをご契約いただくことにより、レストラン等の店舗やホテルはもちろんのこと、企業などにおいて特定の社員や会員が集まるエリアにMフレッツ対応スポット※8を構築することができます。また、Mフレッツホストとしてのアクセスポイント構築に必要な機能が盛り込まれていますので、PPPoE対応ルータやHUBを準備する必要がございません。※9
※8 Mフレッツホストのアクセスポイントとして利用する場合、Mフレッツメイト側の無線LANカードについては、Web Caster FT6000MNの無線子機である「Web Caster FT−STC−N(PCカードタイプ)」等が利用可能予定です。
※9 お客様のご利用環境に応じて、別途PPPoE対応ルータ等の機器が必要な場合がございます。

<iKey1000>
(1) Mフレッツメイト対応
 別途、NTT東日本にて、Mフレッツメイトご契約者の認証情報を入力させて頂くことにより、Mフレッツメイトご利用の際に必要なハードウェア認証キーとしてご利用いただくことが可能です。



WL−1154−AP
WL−1154−AP
iKey1000
iKey1000



【別紙1】主な仕様
【別紙2】利用イメージ図


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