NTT東日本及びNTT西日本(以下、NTT東西)は、本日、総務大臣に対し、NTT東西の交換機への接続に必要な相互接続回線の建設申込手続き等に関する見直しについて、接続約款の変更を行う認可申請を行いました。 |
1. 概要 |
NTT東西の交換機(加入者交換機及び中継交換機)と他事業者様の電気通信設備との接続に係る相互接続回線については、従来、各事業者様の需要予測に基づき、毎年5月に翌年度分の必要回線数を「建設申込み」として提出いただき、そのご要望に沿って増減設等の対応を行ってまいりました。
また、回線の増減設等に要する費用(回線工事費)については、本来、ご要望をいただいた他事業者様の個別負担とすることが望ましいところですが、現在は、従量制アクセスチャージにより全ての事業者様にトラヒックに応じて負担していただいています。
このため、従来、他事業者様による相互接続回線の過剰なお申込を抑制しにくい仕組みとなっていたことから、大量の余剰回線が発生し設備が非効率となるとともに、NTT東西及び他事業者様双方にとって不要なコストが発生している状況となっております。
そこで、効率的な設備構築を実現する観点から、他事業者様がより正確な需要予測に基づいて申込みを行うことを可能とするため、相互接続回線の申込みを毎年2回受付けるなど、トラヒック動向に即した適正な回線増減設等に柔軟に対応できる手続きへと見直しを行うこととします。
また、相互接続回線の工事費について、ご要望事業者様の個別負担とさせていただくことにより費用負担の適正化を図ることといたします。
これにより、ネットワークの効率化と設備の有効活用が促進されるものと考えております。 |
2.主な内容 |
 | (1) 申込手続きの一部見直し |
|  | 相互接続回線の申込手続きについては、毎年7月・1月の年2回の「定期申込み」を基本として他事業者様へ対応させていただく一方、定期申込みとは別に回線設備の不足に備え「随時申込み」も可能とするよう柔軟な建設申込手続きとすることで、公平かつ適正な設備の活用を進めることとします。
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 | (2) 相互接続回線工事費の設定 |
|  | 当社の加入者交換機又は中継交換機と接続する相互接続回線の効率的な利用ならびに費用負担の適正化を図るため、以下の工事費を接続約款に規定いたします。 |
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区分 |
工事費の額
672回線ごと (50Mb/s相当) |
加入者交換機等接続回線 設置等工事費 |
定期申込みの場合 |
330,167円 |
随時申込みの場合 |
673,541円 |
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3.実施時期 |
 | 総務大臣の認可を得た後、速やかに実施することとします。 |