NTT東日本は、無線通信規格「HiSWANa」に世界で初めて準拠し、大規模な事業所などでも安定した高速無線LAN環境を実現するとともに強固なセキュリティ機能を備えたアドバンストワイヤレスアクセスシステム「WL−36」を、平成14年9月30日(月)から販売開始します。
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商品名 |
アドバンストワイヤレスアクセスシステム「WL−36」 |
販売価格※1 |
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販売開始日 |
平成14年9月30日(月) |
販売地域 |
NTT東日本エリア※2 |
販売予定数 |
アクセスポイント |
1,000台/年 |
ステーションカード |
10,000台/年 |
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※1 |
上記販売価格には消費税相当額および地方消費税相当額は含まれていません。 |
※2 |
NTT東日本のサービス提供地域:新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県 |
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1.商品概要 |
| 本商品は、世界で初めて5.2GHz帯無線通信規格※3「HiSWANa」に準拠した無線LANシステムです。アクセスポイント(本体)とステーションカード(子機)間は最大36Mbpsの高速無線通信が可能であり、さらにクライアントユーザごとに最低限必要な通信帯域の設定ができるため、大規模な事業所などでも、ユーザ同士が帯域を圧迫しあうことなく安定した通信環境を確保できます。
また、無線区間においては「DES方式※4」による暗号化を採用するなど、強固なセキュリティを実現しています。 |
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※3 |
平成14年9月24日現在、省令により5.2GHz帯無線LANは屋外で利用できないため、当商品の利用は屋内のみとなります。 |
※4 |
米政府認定の暗号方式。暗号化されたデータを解く鍵がログインの度毎に変わるため、高いセキュリティが保てる。 |
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2.主な特徴及び機能 |
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(1) 最大36Mbpsの高速ワイヤレスLAN機能 |
| | 無線通信規格「HiSWANa」に準拠しているため、アクセスポイントとステーションカード間は、現在、無線LAN市場において主流のIEEE802.11bに準拠した製品(最大速度11Mbps)に比べ、3倍強の最大36Mbpsの高速無線通信を実現します。「Bフレッツ」や「フレッツ・ADSL」を利用した高速インターネット接続環境※5のもとでも、構内の無線部分で通信速度が著しく低下することがありません。
※5 |
「Bフレッツ」、「フレッツ・ADSL」によるインターネット接続をする場合は、別途、ルータ及び
ONUまたはADSLモデムが必要です。 |
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| (2) 無線区間の帯域保証が可能 |
| | 個々のクライアントユーザ毎に通信帯域の設定ができるため、複数台のステーションカードからの同時アクセスや大量データの送受信の際も、ユーザ同士が帯域を圧迫しあうことなく安定した通信を実現します。 |
| (3)強固なセキュリティの実現 |
| | アクセスポイントとステーションカード間の通信データを「DES方式」により暗号化することにより、万が一、データを傍受された場合にも解読が困難な仕組みを実現するとともに、ステーションカードにIDとパスワードをあらかじめ書き込むことにより、ログイン時のパスワードが他人に知られる危険性を抑えることができるなど、高度なセキュリティを実現しています。 |
| (4)大規模LANへの容易な対応 |
| | 1台のアクセスポイントにつき最大50台※6までのステーションカードが接続可能です。また、複数の周波数を選択できるため、電波干渉することなく同一エリア内に最大8台までのアクセスポイントを設置することができ、クライアントユーザ数が多い大規模事業所のワイヤレス化も可能です。
※6 |
推奨台数は1台のアクセスポイントにつき約20台となります。 |
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| (5)干渉が少ない |
| | 5.2GHz帯の無線帯域を利用しているため、2.4GHz帯を使用している医療機器や電子レンジ等の電波影響を受けません。また、2.4GHz帯の無線LAN機器との混在利用も電波干渉の問題がありません。 |
| (6)簡単設定 |
| | 無線LAN環境の設定は、Webブラウザから容易に行うことができます。 |
| (7)無線通信状態を容易に測定 |
| | アクセスポイントとステーションカード間の電波品質を容易に測定できるソフトウェア「レベルチェッカー」(同梱CD−ROM内に添付)を利用することにより、無線通信状態をわかりやすい画像でリアルタイムに表示します。 |