2002年6月5日
報道発表資料
マイクロソフト株式会社
東日本電信電話株式会社

マイクロソフトがNTT東日本と共同で
次世代ストリーミング配信を実施

〜次期Windows MediaTM テクノロジーにより世界初の5.1chサラウンドオーディオに対応した
高品質映像配信を商用ネットワーク(Bフレッツ)環境で実施〜


 マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:阿多 親市、以下:マイクロソフト)は、東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上 秀一、以下:NTT東日本)と共同で、年内に提供予定の次期Windows Mediaテクノロジー「Corona」(コロナ:開発コード名)※1とFTTHサービス「Bフレッツ」を組み合わせた商用ネットワークによる世界初の次世代ストリーミング配信を実施します。

 第一段階として、マイクロソフトは「Corona」に対応した約6Mbit/sの高精細動画像(High Definition※2及び5.1ch.サラウンドオーディオ※3対応)を、NTT東日本で準備したFTTHサービス「Bフレッツ」と地域IP網内の「フレッツ・スクウェア※4」上の光サービス向けコンテンツ配信トライアルのサーバを利用して、6月6日(木)から7日(金)まで東京国際フォーラムにて開催される「Streaming Media Japan 2002※5」に開設する「Microsoft Broadband Theater」へストリーミング配信します。これにより、「Corona」と「Bフレッツ」を組み合わせた次世代ストリーミングの品質等の評価を行ないます。

*: インテル株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、NTT東日本が3社共同で平成13年9月14日から実施している光サービス向けコンテンツ配信トライアル。

 また第二段階として、今後順次都内の家電量販店及び商用施設など数ヶ所へ「Corona」対応の大容量な高精細動画像を「Bフレッツ」を通じて配信を行い、幅広いユーザ層が体験できるようにします。
 なお、具体的な配信場所については、別途下記URLに掲載予定です。
マイクロソフト https://www.microsoft.com/ja-jp
NTT東日本 https://flets.com/

 両社は今回の次世代ストリーミング配信を通じて、ユーザに「Bフレッツ」等のブロードバンドを介してデジタルコンテンツを家庭で楽しむことのできる「ブロードバンドホームシアター」の体験機会を提供するとともに、コンテンツホルダおよび配信事業者各社が展開するコンテンツ配信ビジネスを支援するために、より高品位なコンテンツ流通環境の構築に向けた技術検証に継続的に取り組んでいきます。

(イメージ図)
(イメージ図)

* Microsoft、Windows Mediaは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。




※1  

「Corona」:
「ブロードバンドホームシアター」を実現する次世代のデジタルメディアプラットフォームで、コンテンツの再生、圧縮、配信、著作権管理のテクノロジーを提供。従来のWMTと比較して、再生までの待ち時間(バッファリング)がほぼなくなり、DVD以上の映像品質を、インターネットのコンディションに影響されることなく常に楽しむことができる機能を備える。

※2  

High Definition:
今回の配信においては、1280×720ピクセル以上の高精細動画像を指す。

※3  

5.1ch.サラウンドオーディオ:
従来のステレオはスピーカー2本から構成されるが、5.1ch.サラウンドオーディオはスピーカー6本(1本はサブウーファー)から構成されるため、臨場感あふれる音響を再生することが可能となる。

※4  

フレッツ・スクウェア:
NTT東日本が県単位に構築した地域IP網内に設定しているフレッツユーザ専用サイト。

※5  

Streaming Media Japan 2002:
6/6〜6/7に東京国際フォーラムで開催される日本最大のストリーミング関連のイベント。
http://www.idg.co.jp/expo/smj/


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