東日本電信電話株式会社(以下NTT東日本、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上秀一)は、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社(以下NTT−AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:)と協力し、NTT東日本が提供しているフレッツ・ADSLと、各モデムメーカが製造・販売しているADSLモデムとの接続性を試験できる環境を平成13年12月中旬に構築します。
各モデムメーカは、この試験環境を利用した接続試験により、自社で製品化したADSLモデムがフレッツ・ADSLと接続可能かを確認することができます。また、フレッツ・ADSLに対応したモデムであることを明記して販売したいというモデムメーカのご要望にお応えするため、接続試験に合格し、NTT東日本が指定する条件を満たした場合、各モデムメーカが「フレッツ・ADSL対応」の旨を製品等に表示することを可能とします。
これによりユーザは、モデムを買う際にフレッツ・ADSLに対応した商品であるかを確認できますので、モデムを安心して購入できます。また、メーカブランドの製品が販売されることにより、モデムの選択の幅も広がり、ADSLの普及にもつながります。
なお、実際の試験環境の構築、並びに試験の運営については、全てNTT−ATが行います。
1.接続確認の内容 |
| 本試験環境では、ADSLの伝送レイヤおよび上位レイヤについて、NTT東日本の提供するフレッツ・ADSLへの相互接続性に関する確認が可能です。 |
2.実施概要 |
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(1) |
各モデムメーカからの試験申込を、NTT−ATにて受け付けます。 |
(2) |
その後、各メーカのモデムを試験装置に接続し、接続性の確認試験を実施し、合否判定を行います。 |
(3) |
試験合格後、各モデムメーカからNTT東日本へ、モデムの製品名の届け出を行っていただきます。 |
以上により各モデムメーカが、「フレッツ・ADSL対応」の旨を製品等に表示することを可能とします*。 |
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* |
表示の条件として、接続試験の合格の他、主に以下の条件を満たすことが必要です。
<1>日本語が通じるヘルプデスクがあること。
<2>マニュアルが日本語であること。 |
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3.実施時期 |
| 平成13年12月19日(水) |
| | 第1回モデムメーカ向け説明会の実施(NTT−ATが実施)
利用の手引き、試験実施要領等については当日配布予定です。 |
| 平成13年12月20日(木) |
| | 接続試験受付開始 |
| 平成14年2月上旬以降 |
| | 試験の合否判定の通知 |
| 平成14年2月中旬以降 |
| | NTT東日本へのモデムの製品名の届出受付 |
4.試験費用 |
| 約140万円/モデム1機種
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ファームウェア変更などのバージョンアップの場合は、約15万円/モデム1機種となります。 |
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5.その他 |
| 今回試験が可能なサービスは、フレッツ・ADSL1.5Mタイプ(G.lite ANNEX C方式)のみとなっています。フレッツ・ADSL8Mタイプ(G.dmt ANNEX C方式)の試験環境については、現在検討中です。 |