News Release

平成13年10月1日


超高速専用サービス「メトロハイリンク」の提供について


 NTT東日本は、SONET / SDH (*1)インタフェースによる超高速専用サービス「メトロハイリンク」を提供することとし、本日、総務大臣に契約約款の認可申請及びユーザ料金の届出を行いました。 あわせて、本機能にかかる接続料金等の提供条件について、接続約款変更の認可申請を行いました。

(*1) SONET(Synchronous Optical Network):同期光ファイバネットワーク
SDH(Synchronous Digital Hierarchy):同期ディジタルハイアラーキ


1. サービス提供の目的

 近年のブロードバンドサービスの進展に伴い、外資系企業、ISP事業者、国際系キャリアを中心にSONET / SDHインタフェースによる信頼性の高い、高速・広帯域サービスへの需要が高まっています。
 このようなご要望にお応えするため、SONET / SDHインタフェースによる超高速専用サービス3品目(45Mbit/s、150Mbit/s、600Mbit/s)を提供することとします。
 本サービスの提供により、事業所間での大容量のデータ伝送等が、高い信頼性のもと低廉な料金で実現可能となります。


2.サービス概要

 本サービスは、SONET / SDHインタフェースによるポイント・ツー・ポイント型の専用サービスです。

<主な特徴>
(1) 速度は、45Mbit/s、150Mbit/s、600Mbit/sの3種類
(2) SONET / SDHインタフェースによる信頼性の高いサービスを低廉な料金でご利用可能
(3) お客様への提供インタフェースは、北米で広く用いられるSONETインタフェース(DS-3、OC-3、OC-12)、TTC(*2)標準準拠のSDHインタフェース(STM-1、STM-4)に対応
(4) 故障時のバックアップ機能の違いにより、スーパーデュアルクラス(*3)、デュアルクラス(*4)、2つのサービスクラスを提供(詳細は参考1ご参照下さい。)

(*2) TTC(The Telecommunication Technology Committee):社団法人電信電話技術委員会
(*3) スーパーデュアルクラス:エンド・ツー・エンドで故障時の回線自動切替機能を持っているもの
(*4) デュアルクラス:ネットワーク区間に故障時の回線自動切替機能を持っているもの

<利用イメージ>

利用イメージ


3.月額料金
(1) ユーザ料金

<1>基本料
基本料
スーパーデュアルクラスについては、別途、回線終端装置使用料が必要となります。
屋内配線使用料が別途必要となる場合があります。(2,000円/1配線ごとに・月額)


<2>回線終端装置使用料
(単位 : 円)
種類 端末側インタフェース 料金(月額)
45Mbit/s用 同軸 45Mbit/s 46,000
150Mbit/s用 光 150Mbit/s 75,000
600Mbit/s用 光 600Mbit/s 255,000

(2) 工事料 別途必要となります。


4. 提供地域

 サービス開始時は、東京23区ですが、その後は需要等に対応して政令指定都市等へ順次拡大します。


5. 提供開始時期

 認可後、速やかに提供することとします。


6. 他の電気通信事業者向けの接続料金
(1)他の電気通信事業者から接続要望があった場合の接続料金は以下のとおりです。(参考2

接続料金

(2)実施時期
 総務大臣の認可を得た後、速やかに接続約款の変更を実施します。
 なお、本機能について認可前に他の電気通信事業者から接続要望がある場合には、今回申請した接続料金を暫定料金として相互接続協定を締結し提供することとします。



(参考1)各サービスクラスにおける故障時のバックアップ機能
(参考2)接続料金の概要


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