News Release

平成12年12月19日


高齢化社会に対応する福祉コミュニケーションシステム センタ装置
SR10−V(エスアールテン ファイブ)」の販売開始について


 NTT東日本及びNTT西日本では、高齢化社会に対応する福祉コミュニケーションシステム センタ装置「SR10−V」を平成12年12月20日(水)から販売開始します。
 本商品は、緊急通報受付用センタ装置「SR10−III」の後継機種で、価格は同程度に抑えながら、ISDN回線やLANへの対応を可能とする等、各種機能アップを図っております。

商品名 福祉コミュニケーションシステム センタ装置「SR10−V
販売開始日 平成12年12月20日(水)
販売予定数 45セット/年(NTT東日本)
60セット/年(NTT西日本)
販売価格
センタ装置システム概算価格: 約340万円※1
※1   現行商品の「サザンクロスサーバ405」を使用した場合の価格です。
(構成例)
サザンクロスサーバ、受付電話機、プリンタ、UPS(無停電電源装置)、ISDN回線収容ボード、受付電話機用内線交換ボード、福祉コミュニケーションシステム専用ソフト
販売地域 全 国
(注) 上記価格には工事費及び消費税相当額は含まれていません。


1.システム概要
 本商品は、消防署や市町村の介護支援センタ等に設置することにより、あらかじめ登録してある高齢者宅等の緊急通報装置等※2から通報を受けた際に、通報内容、電話番号、個人データ等をディスプレイ上に表示するとともに、救急車の手配、協力員への支援要請等も一元的に行うことができ、緊急時に迅速で、的確な対応が可能となります。
 また、緊急・相談通報受付という用途だけでなく、「お元気コール」機能を標準搭載しておりますので、高齢者の悩みや身体の状況を定期的に確認することができます。
※2   NTT東日本/NTT西日本の商品では「SL−7号」、「SL−6号」、「SL−5号」等があります。

2.主な特徴
<1>ISDN対応
 「SR10−V」はISDN回線専用※3となり、アナログ回線専用のセンタ装置「SR10−III」に比べ、回線使用料のコスト削減が図れます。
※3   初期の収容可能回線数はISDN2回線です。回線ボードの追加により最大4回線まで収容が可能です。

<2>LAN対応
 「SR10−V」はクライアントパソコンを最大7台まで接続可能であり、複数オペレータによる受付体制が可能です。
 なお、クライアントパソコンは、緊急通報受付用で安全性が必要との観点から、検証済のビジネスモデルパソコン「サザンクロスPCー1107」のみとなります。

<3> 「FAX転送機能」、「他センタ受付機能」、「地図表示機能」を標準搭載
 「SR10−III」では、オプション(別売り)であった「FAX転送機能」、「他センタ受付機能」、「地図表示機能」を標準機能として搭載しました。
「FAX転送機能」
 通報を受けた際、通報内容や通報者情報等を定型のフォーマットで台帳化し、病院等や介護施設、消防署等へFAX送信することができます。
「他センタ受付機能」
 「INSボイスワープ」※4に対応しており、夜間や休日等の通報を別のセンタに転送することができます。
「地図表示機能」
 通報を受信の際、事前に登録した通報先の地図※5を表示できますので、介護者等の派遣をスムーズに行うことができます。
  ※4   「INSボイスワープ」のご利用には別途契約が必要です。また転送先は「SR10−V」導入済のセンタになります。
  ※5   市販の地図等をスキャニングし「jpeg形式」で保存したものを表示します。

<4>「お元気コール」機能
 高齢者が電話による声の訪問(「お元気コール」)の希望スケジュールを、事前に「SR10−V」に登録すれば、該当日に高齢者名等必要な情報をディスプレイ上に表示します。




「SR10−V(ファイブ)」 ISDN標準構成



(別紙)<主な仕様><システムイメージ図>


[News Release トップ]