平成12年4月3日
第3報(午後3時00分現在)


有珠山の噴火に伴う電気通信設備の被害状況等について


(下線は第2報以降の新たな情報です。)

 有珠山が噴火したことによる電気通信設備の被害は当初発生しておりませんでしたが、その後、一部伝送路の障害が発生しています。


1.電気通信設備の状況

洞爺湖温泉〜虻田間で伝送路の断が発生しましたが、バックアップ回線利用のため、サービスに影響はありません。
洞爺湖温泉地区(既に住民の方は避難済)においては長時間に及ぶ商用停電により電話及び専用回線等が使用できなくなっています

2.ふくそう状況

現在は特に発生しておりません。


3.措置状況(4月3日午後1時00分現在)

(1)災害対策本部の設置
 NTT東日本北海道支店は3月29日午前9時00分、NTT東日本本社内には3月31日午後1時15分、災害対策本部を設置しております。

(2)特別設置公衆電話の設置
 特設公衆電話の設置を下記のとおり行っています
避難所62ヶ所に特別設置公衆電話を計297台設置しています。

(3)災害対策機器の配備
 災害対策機器の配備を下記のとおり行っています。

<1>ポータブル衛星等
現在運用中のものは以下のとおりです。( )内は待機中
伊達エリア4台(2台)、洞爺エリア2台(1台)、豊浦エリア3台(1台)、長万部エリア4台、合計13台を配備し、運用中(または待機中)。


<2>移動電源車
2台を待機中(伊達市、豊浦町)。

(4)広域支援体制の構築
 NTT東日本青森支店、宮城支店、栃木支店、埼玉支店、茨城支店、群馬支店からポータブル衛星車、ディジタル衛星車を現地に向かわせて支援体制を構築しています。


4.災害用伝言ダイヤルの利用状況

 利用呼数:11,137件(4月3日午後3時00分現在)
 (内訳)登録:4,579件、再生:6,558件


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