オワセ?サルナケ


平成23年4月7日
仙台市医師会宮城野ブロック
公益財団法人仙台市医療センター仙台オープン病院
東日本電信電話株式会社宮城支店

岡田小学校(避難所)の患者の皆さんへの薬剤処方における
FAXを利用した負担軽減の取り組みについて

 
 平成23年3月11日(金)発生の東日本大震災で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
 仙台市医師会宮城野ブロック、公益財団法人仙台市医療センター仙台オープン病院(以下「オープン病院」)、および東日本電信電話株式会社宮城支店(以下「NTT東日本宮城支店」)は、FAXを利用して避難所となっている岡田小学校※から処方箋を薬局に送付し、負担なく避難所の患者の皆さまに薬をお届けする取り組みを始めました。


 オープン病院は、震災以降多くの避難所において往診を行ってまいりましたが、避難所に身を寄せていらっしゃる方々にとっては、車両等の水没などにより薬局まで出向くのもままならないなど、処方した薬を負担なくお手元にお届けすることが課題となっておりました。
 そこで今般、仙台市医師会宮城野ブロックとともに、岡田小学校(避難所)の患者の皆さまの負担軽減を図るため、NTT東日本宮城支店と協力して、避難所内の特設公衆電話(無料)の回線にFAXを取り付け、(1)薬局への処方箋のFAX送付、(2)それを受けた薬局での薬剤調合、(3)薬局による薬の避難所への配達、という一連の流れをフロー化し、4月5日から運用を開始いたしました。
 今後、NTT東日本宮城支店としては、岡田小学校での取り組みにとどまらず、他の避難所でのご要望などもお伺いしながら、特設公衆電話(無料)および無料インターネット環境のご提供とあわせ、順次拡大を検討してまいります。

 ※仙台市立岡田小学校(宮城県仙台市宮城野区岡田字北在家67)