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- 悩み2
第2回は、電話の通話コスト削減をしたいと考えている、とあるメーカーの悩みを解決します。
売ってしまえばいいってワケでもない

- 社長「先日発売した、新製品の組み立て式ビーズアクセサリーの評判はどうかね?」

- 部長「売れ行き好調です! デザインや組み合わせの部分で目新しい要素が多いので、小売店からは面白い商品だという評判を頂いているようです。ただ、商品の組み合わせによる自由度が高い分、わかりやすく使い方を説明して欲しいと、直接問い合わせてくる消費者が、他の商品よりだいぶ多いですね。」

- 社長「反響が大きいのはありがたいが、問い合わせが多いと時間をとられるね。」

- 営業担当「卸業者に電話をかけようとしても、回線が全部塞がっていて、かけられないこともあるんですよね。」

- 部長「もともと、わが社の電話の回線数は社員の数に比較して少ないんですよ。これを機に増設しましょう!」

- 社長「だが、どのくらいの回線数が適切なんだ?回線を増やすにしても、タダじゃない。人件費ほどではないとしても、コスト増は避けねばならん。どうしたらいいんだ?」

- 部長「社長、やはりこういった悩みはあの人に相談した方が良いのでは…?」

- 社長「あの人…?そうか!ヒガシさんに相談してみよう!」
翌週…

- 社長「…ということで、サポートなんて結局、売り上げにつながらないし、ひと通り説明したら、すぐに電話を切ってしまってもいいんじゃないかと思うんだけれども。」

- ヒガシ進「社長、それは違いますよ。サポートは、お客さまとの大切なコミュニケーションの場。ここで愛想のない応対をして、悪い評判が立ってしまうと、販売のチャンスを失ってしまうかもしれませんよ。」

- 部長「確かに、私も電子辞書のサポートに電話がつながらなくて、つながったと思ったらマニュアルどおりの説明をさっとしてくれて終わりで、結局、他の会社のものに買い換えたことがありましたなぁ。」

- 社長「それはそうかもしれんがなぁ、だが、ウチにはサポートに大きく投資する余裕はないぞ。」
こんな解決方法はいかがでしょうか?

- ヒガシ進「では、その悩み、私が解決しましょう! IP電話を導入して、電話をつながりやすくしつつ、回線費用などを圧縮して、コストを抑える方法はどうですか?」

- 社長「IP電話って何だね?」

- 営業担当「インターネットの技術を使った電話みたいですよ。最近は、普通の電話と同じようにきちんとつながるし、普通の電話と同じ市外局番から始まる番号(※1)を使えるのもあるし、通話料が安いらしいですよ。」
※1 0AB〜J番号といい、050番号から始まるIP電話と区別される。

- ヒガシ進「正解、そうなんです! 特に御社のように日本全国に電話をかける必要のある会社の場合には、オススメです。加入電話への通話が、全国一律3分8.4円というサービスもあるんですよ。」

- 部長「でも、通話料が安いだけでは、卸業者からの電話がつながりにくいままなんじゃ……」

- ヒガシ進「おっとそうでした。もう一つ! IP電話は、通話できる数、チャネル数というんですが、チャネル数を増やしやすいんです。普通の電話のように新しい回線をひく必要がないんですよ。商品サポートのように、営業時間中に多くの電話がかかってくるような使われ方の場合、最適なんですね。多くの電話番号が使えたり、不在転送のサービスもあるんですよ。」

- 社長「工場や支店への通話料なんかも下げられるのかね?」

- ヒガシ進「工場や支店など、御社名義の電話をグループ登録しておけば、定額料金以外の通話料はかからなくなるサービスもあるんですよ。ちょっとシミュレーションしてみましょうか。安くならない場合もありますから。えーと、御社の場合は……、通話料を1割くらい削減できそうですね!」

- 社長「本当か! 確かに一考の価値はあるな。早速見積もりを取ってみてくれ!」

- ヒガシ進「今回も一件落着ですね。必要なところにはしっかりコストをかけて、抑えられるところは抑える、それが賢いビジネスのポイントですね!」
※文中記載の製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※文中記載の会社名・登場人物などはすべて架空のものであり、実在の団体・人物とはいっさい関係ありません。
※本コラムは、実在の中小企業診断士の監修のもと制作しております。
株式会社OCL代表取締役。専修大学非常勤講師、ITコーディネータ。
研究職・SEを経験後に独立。主に中小企業や起業家に対し、企業の独自性を
発揮するための知財・経営・IT戦略の支援を行う。顧客に合わせたやさしい教え方が好評で、『理系アタマのつくり方』等著作も多数。









