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公立大学法人 公立はこだて未来大学様

インフラを中心に教育システム事務システム図書館システムをリプレース
事業継続や省電力に加え、使い勝手も大幅に向上
学生たちの教育機会を創出するため、先進技術の導入を積極的に実施

公立大学法人 公立はこだて未来大学様

導入の背景

インフラ(ネットワーク基盤やサーバ基盤)と教育システム、事務システム、図書館システムを一度に見直すことになり、非常に大規模なリプレースとなった。同大学の要件に応え、NTT東日本は仮想化基盤のみならず、10Gbpsという高速な学内ネットワークインフラを構築。札幌にノードが設置されている学術情報ネットワークSINETとの接続も10Gbpsとした。

導入のポイント

  • マルチベンダーによる最適化
  • ネットワークやサーバといったインフラ周りの豊富なノウハウと構築実績
  • 部署ごとのニーズをくみ取り、システムに反映していく調整力

期待される効果

  • ストレスなく利用できる高速なネットワークの構築
  • 消費電力を低減するインフラの構築
  • 最新のデジタルファブリケーション機器の導入

仮想化基盤を導入、学内および学外接続のネットワーク環境を10Gbpsに増速

公立はこだて未来大学は、函館市、上磯町、大野町、七飯町、戸井町の1市4町(現:函館市、北斗市、七飯町の2市1町)が組織する函館圏公立大学広域連合によって作られた、情報系単科大学だ。情報社会のグローバル化に呼応しながら、人材の育成と研究を進めている。

同大学では、2000年の開学と同時に最新のICT基盤の構築を開始。それ以来、学生に対して最新の学習環境を提供し続け、先進的な技術についても積極的に導入している。同大学の場合、インフラのリプレースは6年ごと、学生が使う端末や教育システム関連については3年ごとにリプレースする方針であり、今回のリプレースはそのタイミングが重なり、インフラと教育システム、事務システム、図書館システムなどを見直すことになった。そのリプレースを請け負ったのが、NTT東日本である。

まずはネットワークから見ていこう。同大学は、これまでも学内にネットワークを張り巡らせ、インターネットに接続できる環境を整えていた。電源やネットワークポートは学内の各所に配備され、無線LANも早い時期から設置していた。そのため、学生は学内のどこにいても、自由にネットワークを利用することができた。しかし、学内は開放的な空間であるため、電波干渉が起きやすく、遅延や接続が切れるといった障害が発生しやすい状況だった。さらに、インターネットへの接続が100Mbpsであったため、トラフィックが輻そうする状態となり、学生からは「自宅の方が高速」という声も出ていた。

そこで今回は、基幹ネットワークのバックボーンを10Gbpsまで増やし、現在はもとより、将来的なトラフィック増にも十分対応できるだけの帯域を確保。また、研究用のネットワークは論理的な個別ネットワークとすることで、用途に合わせて柔軟に構築できるようになった。さらに無線LANは、同一チャンネルで利用しても干渉せず、端末ごとに帯域を占有しないシステムを導入。このようなネットワークのリプレースにより、ネットワーク利用の利便性は大幅に向上した。

さらに今回、札幌にノードが設置されている学術情報ネットワークSINETへの10Gbpsによる接続も可能になった。公立はこだて未来大学からSINETの札幌のデータセンターまでは、300km以上も離れているため、SINETに接続するにはそこまで自前でネットワークを敷設する必要がある。しかし、それには膨大なコストがかかるため、これまで実現できなかった。ところが今回、NTT東日本が提供している広域イーサネットサービス「ビジネスイーサ ワイド」が使えるようになり、札幌のデータセンターまで低コストでネットワークを敷けるようになった。その結果、SINETへの高速接続が可能になったのだ。今後は、SINETを使うことで、これまで以上に学術情報の流通促進を図ることができるようになるだろう。

消費電力を大幅削減。管理性も向上し、コスト削減効果も

同大学は、今回のリプレースで、多くの物理サーバを仮想化基盤に載せ替えた。その理由は「省エネルギー」である。実は以前、公立はこだて未来大学は、台風による災害で数日間停電に見舞われたことがある。その時は、非常用電源を使ってサーバを稼動させることができた。しかし、サーバ本体だけではなく、冷却のための空調に対して、非常用自家発電機で長時間電源を維持するのは難しい。その経験から、今後は確実に事業継続できる仕組みを実現するため、仮想化基盤を利用することに決めたのだ。

実際にやってみたところ、消費電力は以前と比べて、格段に低減した。サーバを集約したことで、コンピューターリソースを効率よく使えるようになり、大幅な電力消費の削減を実現することができたのだ。

また、別のメリットもあった。これまでは、必要に応じてサーバを調達してきたが、仮想化環境にしたことにより、必要に応じてサーバの払い出しや削除などをできるようになった。サーバの調達が必要なくなったことで、コスト削減効果も現れている。

さらに、各研究室などが独自に構築・運用してきたサーバについても、仮想化基盤上に集約することが可能になった。これにより、研究室のサーバ管理についても一元的に行えるようになった。これまでブラックボックス化していたパッチ管理といった運用も、仮想化環境によって明確かつ適切に行えるようになり、セキュリティレベルの向上も実現。新しい基盤の構築は、管理性、メンテナンス性、セキュリティの向上といった効果に加え、サービス停止のリスクを最小化することに成功している。

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 北海道法人営業部 第四営業部門 ビジネス営業担当 営業担当課長代理 宮部 昌生NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部
北海道法人営業部 第四営業部門 ビジネス営業担当
営業担当課長代理 宮部 昌生

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 北海道法人営業部 第四営業部門 ビジネス営業担当 主査 田中 崇幸NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部
北海道法人営業部 第四営業部門 ビジネス営業担当
主査 田中 崇幸

データ連携による業務の効率化と先進的デジタルファブリケーション機器の導入

新しい仮想化基盤には事務システムも構築された。そのシステム構築もNTT東日本が行った。NTT東日本は、現場の運用をヒアリングしつつ、会計システムと人事給与システムとの連携などを行い、事務システムの構築を実施した。教務システムについても、システム連携を行い、学生情報を他のシステムへも提供できるようにすることで、データの二重登録などの手間も削減できるようになった。これまでのやり方を踏襲する部分は踏襲しつつも、全体最適化を図ることで、事務管理業務の効率化が実現できたのだ。

また、教育系システムについては、従来のシステム構成を継承し、Macを中心としたシステムとして、どの端末であっても、自分専用の環境で利用することができるようにしている。更に、今回のリプレースでは、CNC工作機や3Dプリンタ、3Dスキャナ、基盤加工機、カッティングプロッターといったデジタルファブリケーション機器が数多く導入されている。これらの機器を活用することで、学生たちが最新のものづくりを体験することができるはずだ。なお、これらの機器の保守・サポートについても、NTT東日本が請け負っている。

これほど大規模なシステムの構築を可能としたのは、NTT東日本がマルチベンダーであり、数多くのシステム構築によりノウハウや実績を持っているからこそ。今回の公立はこだて未来大学のリプレースは、NTT東日本だからこそ構築できた事例といえるだろう。

ご提案システム全体イメージ

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2015年12月時点のものです。

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