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諏訪赤十字病院様

災害発生時における職員への連絡手段と安否確認プロセスを確立したことで、初期救急医療体制を強化

諏訪赤十字病院様

導入の背景

全国でも有数の規模を誇る地元の花火大会中に起きた豪雨災害をきっかけに、院内で危機管理への問題意識が一気に高まったことから、災害拠点病院としての役割を一層果たすため、非常時の迅速な連絡手段・職員の安否確認などの体制強化を計画した。

選定のポイント

  • 初動時間の短縮化を実現する安否登録指示メールの自動配信
  • 院内組織に合わせた柔軟な運用設定
  • 管理者も職員も、手軽に使いこなせる操作性

期待される効果

  • 緊急時・非常時の連絡手段確保による初期救急医療体制の強化
  • 大規模災害発生時、的確な状況判断を要する近隣医療機関との連携活動への更なる貢献

地元イベントを襲った豪雨で、院内が大混乱。非常時における連絡手段の課題が浮き彫りに

例年大勢の観覧客で賑わう、諏訪湖祭湖上花火大会 例年大勢の観覧客で賑わう、
諏訪湖祭湖上花火大会

諏訪赤十字病院様は、長野県・南信エリアの地域医療支援病院として、医療・保健・福祉介護の提供を行っている医療機関です。赤十字精神のもと、「患者中心の医療」「地域社会との末永い共生」などを基本方針に掲げており、約21万人が暮らす諏訪地域において“医療の最後の砦は諏訪赤十字”という評価を確立しています。
1997年には長野県より「災害拠点病院(*1)」の指定を受けており、災害発生時にも迅速な医療提供が実施できるよう、救護体制の強化に取り組んでいます。

同院のすぐそばに広がる諏訪湖では毎年8月15日に、全国でも有数の規模を誇る「諏訪湖祭湖上花火大会」が開催されます。しかし2013年、この大会は記録的な豪雨の影響で、開始直後に中止を余儀なくされました。鉄道は運休し、高速道路も通行止めとなったことから、帰宅できなくなった数千人の見学客が、諏訪赤十字病院様や市の施設などに駆け込み、なかには体調不良や低体温症などで診察の必要な人も多く見られました。同院では職員を増員して対応すべく、非番職員への緊急登院要請を試みましたが、携帯電話網がひっ迫し連絡がとりづらい状況が続くなど、院内の対応に追われながらの職員招集は困難を極めました。

この時の反省を教訓とし、諏訪赤十字病院様では大規模な災害や非常時の連絡手段、および安否確認の体制強化を計画しました。以前より「ひかり電話」をはじめICT環境整備をサポートしてきたNTT東日本に相談が持ち込まれ、その際に提案を行ったのが、「Bizひかりクラウド 安否確認サービス」でした。

安否登録指示メールの自動配信、素早い初動対応が実現できる点などを評価し、導入を決定

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 長野法人営業部門 営業担当 アカウントマネージャー 野口 浩司NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
長野法人営業部門
営業担当 アカウントマネージャー
野口 浩司

同院では従来、職員への連絡手段として、メーリングリストサービスを活用していました。しかし、運用の権限を保有できる管理者は1名のみであり、かつ院内の事務部門デスクでしかシステムを操作できないため、管理者が外出し連絡が取れなければ職員への一斉周知もできないという問題を抱えていました。また、管理者からの連絡・周知に対して、受信した職員が自身の状況を知らせる仕組みがなかったため、双方向のコミュニケーション手段を必要としていました。

NTT東日本の「Bizひかりクラウド 安否確認サービス」は、複数の職員に運用の権限を持たせることが可能で、また、気象庁の地震情報と連動して安否登録指示メールを自動配信する仕組みとなっているため、初動時間の短縮化を図れます。電子メールで安否登録を指示された職員は、選択肢式の画面を見ながら、簡単な操作で自身の状況を登録することができます。管理者は、各職員の状況を短時間で把握できるようになるため、迅速な判断・指示を行えます。また、手動での安否登録指示や一斉通知、特定の職員へ次の行動を指示することも可能です。加えて、医療機関の組織構造に対応した、細かい階層設定・管理も可能になっています。NTT東日本ではこうしたメリットについてご説明するとともに、デモンストレーションを行い、実際の操作手順や使い勝手などを体験していただきました。

諏訪赤十字病院様では、本サービスの機能や、試用で確認できた操作性などを評価し、豪雨に見舞われた花火大会で顕在化していた課題を払拭できると確信、導入を決定しました。

職員の危機管理意識が高まり、アドレス登録もスムーズに進捗

従来利用していたメーリングリストサービスにおいて、緊急連絡用にメールアドレスの登録を終えていた職員は、2013年の花火大会まではごく一部にとどまっていました。しかし、数千人規模のパニックを当事者として経験したことで、職員の危機管理意識は一気に高まりました。新たに「Bizひかりクラウド 安否確認サービス」を導入するねらいについても早々に職員の理解が得られ、メールアドレスの登録作業をスムーズに進めることができました。

2014年の神城断層地震発生時、迅速な招集と救援活動をサポート

諏訪赤十字病院様の新しい安否確認の取り組みは、2014年9月、病院幹部を中心にスタートしました。災害発生などの緊急時に、安否登録を指示された約30名が、各々のメーリングリストを活用して各部門の職員やメンバーを招集するという運用方法です。

Bizひかりクラウド 安否確認サービス」を用いたこの運用方法が役に立ったのは同年11月、長野県北部を震源とする「神城断層地震」(最大震度6弱)が発生した時でした。夜間に発生した地震にもかかわらず、わずか数分後に登院してきた職員がいたほど、ねらい通りの迅速な招集が実現したのです。病院幹部もただちに全員が院内に結集し、対策会議の立ち上げからDMAT(*2)の出動、そして震源地の白馬村での救護活動に至るまで、災害拠点病院としての役割を果たすことができました。

以来、年に1度実施している災害シミュレーションの際にも、本サービスが利用されています。「無事です」「怪我をしています」など、各職員は実際の災害時に近い状況を想定して、安否状況を登録しています。

諏訪赤十字病院様では、1年半の運用で得られた「Bizひかりクラウド 安否確認サービス」の導入効果を踏まえ、2016年度に実施する組織改編に合わせて、登録ユーザを全職員1,050名に拡大していく予定です。大規模災害時における全職員の安否が即座に確認でき、初期救急医療体制のさらなる迅速化が図られることになります。

同院では今後、災害時だけではなく平常時においても、職員の意思確認などのアンケートを集計する手段として本サービスを活用していく構想を持っています。

  • *1災害時における初期救急医療体制の充実強化を図るための医療機関。
  • *2大規模災害や、多数の傷病者が発生した事故などの現場で、機動的に活動できる、専門的な訓練を受けた医療チーム。

安否確認の登録状況を、管理者側で一元的に把握できる 安否確認の登録状況を、
管理者側で一元的に把握できる

管理者は外出先でも安否登録状況が確認できる 管理者は外出先でも安否登録状況が確認できる

年に1度実施している災害シミュレーションにも、本サービスを利用 年に1度実施している災害シミュレーションにも、
本サービスを利用

「Bizひかりクラウド 安否確認サーボス」のご利用イメージ 「Bizひかりクラウド 安否確認サービス」のご利用イメージ

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2016年3月時点のものです。

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