法人のお客さま


ホーム > 法人のお客さま > 導入事例 > 新潟大学様


新潟大学様

学内IT環境と、ITによる研究支援を双方強化するシステム更改

新潟大学様

導入の背景

旧システムからの更改期を控え、教育研究用シンクライアントシステム、学内無線LAN環境、科学技術計算用コンピューターの機能向上とともに、運用管理の一元化を図った

選定のポイント

  • 多様なソリューションを一括導入・運用管理できる総合力
  • マルチベンダーならではの柔軟性や提案力・機動力
  • 複数システムを結ぶネットワーク技術の高さ

期待される効果

  • 学内のIT学習環境の進化にともなう教育・研究効果の促進
  • 運用管理面の人員・コスト負担減少
  • 先端研究を支援する高速並列スカラー計算機利用による研究成果

大規模総合大学の総合情報処理センターにおける、学内IT環境と、ITによる研究支援双方の強化を満たすシステム更改。運用・管理面でもサーバーのセンター集約で課題改善。

640台の端末をネットワークブートさせるディスクレス型シンクライアント導入

全国有数の総合大学である新潟大学は、2007年1月に総合情報処理センターのシステムを全面更改しました。NTT東日本は、教育研究システム、ネットワークサービス運用システム、ネットワークシステム、高速演算システム、総合情報処理センター業務用システムと多岐にわたるシステムをトータルにインテグレーションしています。

総合情報処理センターは従来からIT学習や研究用の設備を保有し、学生に対するIT教育と研究者に対するIT支援を担っています。今回のシステム更改でも、「研究活動を学生教育と融合させ、未来を見据えた基礎的研究・応用的研究を行っていく」との大学側の理念が仕様に現れていました。

コンピューター実習室の教育研究用システムの更改に際して、情報機器は数年で陳腐化されることから、まずは640台のPC端末を最新スペックのものへとアップデートすることが必要でした。今回は単なるリプレースではなく、運用管理の簡便性を重視するとともに、基本機能向上やセキュリティー強化も図れるディスクレスシンクライアントシステムを導入。ファイルやアプリケーションをサーバー側で格納するシンクライアントには数々のメリットがあります。一般的には、ディスクレスであり端末側にデータを保持しないことから情報漏えい対策に有効とされますが、今回は煩雑なライセンス管理が簡略化されるなどの運用面のメリットが選定理由。OSイメージをサーバー側に持ち、ネットワーク経由で起動するネットワークブート方式のシンクライアントに決定しました。

アプリケーションとしてはExcel、Word、Power Pointといったベーシックなソフトから、プログラミング環境としてターボリナックス、その他GIS(地図情報)ソフト等がインストールされるなど、学術研究を大きく支援する環境が整いました。

アクセスポイントの最適配置で利便性が向上し、
セキュリティー対策も強化された学内無線LAN

並列スカラー計算機

並列スカラー計算機

IT環境の更改については、学生と教職員に対するIT利用の促進と利便性向上のために、学内無線LANの整備を行いました。教室はもとより、廊下や学生たちが集まるオープンスペースなどにアクセスポイントを設置。学内の主要スペースでネットワークにアクセスできる無線LANは、IT利用の促進に直結する設備と言えるでしょう。

旧システムから見直されたのは、アクセスポイントの設置場所と数です。広大なキャンパスを持つ新潟大学ゆえ、すべての区域でアクセスを可能にすることはコスト面や運用面から現実的ではありません。アクセスポイントの設置には利用効率を考えた最適配置が求められます。今回の更改に際しては綿密なフィールド調査とアクセス解析を行い、利用頻度にかなった最適配置を実現。アクセスポイントを従来の110箇所から40箇所へと集約しています。

また、今までの無線LANシステムにおいてはアクセス制限をかけていなかった点を見直し、ユーザー認証後の暗号化を実施。学生・教職員1万6000名分のID、パスワードを認証するアクティブディレクトリサーバーを新たに導入しています。これによって管理負担の削減とセキュリティーの強化を同時達成しています。

研究活動に対するIT支援では高速演算計算機を導入

研究活動に対する支援施策が、並列スカラー計算機の導入です。現在、学究機関のみならず広く産業界において、基礎研究や技術開発で高速演算計算機が用いられています。新潟大学も従来から理工系の研究で高速演算が可能な計算機を使用。そこから得た研究成果を国内外に発表してきました。今回の更改に際しては処理能力において3~4倍の性能向上という要求要件を満たすため、スカラー型の計算機を調達。リリース直後のプロダクトでしたが、ベンダーと連携して、詳細にスペックを説明し、要件を十分に満たすことの理解を得ました。

新潟大学 学内システム概要図新潟大学 学内システム概要図クリックすると大きい図を表示します

分散配置していたサーバーをセンターに集約し、運用効率アップ

サーバー群

サーバー群

今回のシステム更改は、研究・教育支援の飛躍的な強化を目的としていますが、運用面においても抜本的な課題解決が行われています。

旧システム時に懸案となっていたのは、学内各部局に分散して配置されていたサーバーの運用管理でした。今まではDNSサーバー、メールサーバー、Webサーバーなどのアプライアンスサーバーを、それぞれの部局に所属する教職員が本来の業務と兼務で管理していたのですが、煩雑な運用や保守にかなりの時間が割かれていました。

そこで今回のシステム更改では、分散配置されていたサーバーをセンター内の5台の19インチラックに集約。管理業務の効率化と将来の冗長性に優れた運用体制を実現しています。加えて専任のシステム相談員の常駐により、運用業務のみならずユーザー対応も委託。今まで運用管理全般を任されていた教職員の業務負担を、大幅に削減することができました。

サーバー管理体制の一元化と同時に、ネットワークサービス運用システムの強化も図りました。機能が豊富なWebメールサービスの導入やメーリングリストサービスの開始です。今までは新たなサービスをサーバー管理者が立ち上げていましたが、新システムではユーザー(教職員)によるサービス開始が可能になっています。

以上、新潟大学総合情報処理センターのシステム更改プロジェクトは、教育研究用システム、ネットワークサービス運用システム、ネットワークシステム、高速演算システム、総合情報処理センター業務用システムの導入という大規模かつ複合的なプロジェクトになりました。旧システムからの切り替え作業と総合試験は大学が休講となる年末年始のわずか1週間で完了。従前の検証・テストに加え、大学とNTT東日本の連携により、大きな障害を現出させることなく新システムがスタートしました。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて取材時点のものです。

関連導入事例
帝京科学大学様
【基幹サーバーをデータセンターに移行してBCP対策を強化】
基幹サーバーの仮想化による一元管理を実現、キャンパス間ネットワークの高速化や学生サービスを向上
埼玉県富士見市様
【安全性と利便性を両立した校務環境のシンクライアント化】
シンクライアントシステムをデータセンターに構築し、学校や自宅から安全・快適に利用できる環境を整備
青森県蓬田村様
【ICTの活用で子どもたちの意欲を引き出す環境を整備】
教育現場が求めるICT環境の具現化や実践的な研修など、授業支援アプリケーションの導入から活用までをサポート
芝浦工業大学様
視聴履歴やログ収集に着目して講義収録・配信システムを更改 学内システムとの連携強化で学修成果の可視化が可能に
健康科学大学様
SINET接続を含めた大学ICT環境をトータルコーディネート!
さらにNTT東日本データセンターにシステムアウトソーシングし、BCP対策およびTCO(運用稼働費含めたトータルコスト)の削減を実現!
国分寺市教育委員会様
【図書館ネットワークやPC教室を一斉更改】
図書館システムやPC教室、ネットワークの一斉更改を通じて信頼性と利便性を向上し、一元的な運用保守体制を整備
「教育」の導入事例をすべて見る