女性活躍推進
すべての社員が、その個性と能力を十分に発揮できるフィールドを実現するためにも、さまざまなキャリア開発支援プログラムを実施しています。仕事と育児を両立するための周囲の相互理解促進や、女性社員が活躍しやすい職場環境の整備などをすすめています。
NTT東日本では、「次世代育成支援認定マーク(愛称:プラチナくるみん)」、女性活躍に関する優良企業認定マーク「えるぼし」の最高位を取得しています。
キャリアを諦めない仕組み
メンター制度によるキャリアプランの形成
NTT東日本グループ初の取組として、2022年度からメンター制度をはじめました。育児休職復帰者と、育児休職経験者等の先輩社員が定期的に面談を実施することで、育児との両立についての課題や悩みを解消し、前向きなキャリアプランの形成を応援しています。
産休前三者面談の実施
産休前の社員(性別に係わらず)に対し、本人、上長、サステナビリティ推進室の三者で面談を実施し、本人のキャリアへの思いや両立への不安解消、上長からの復帰への期待、復職後のキャリアに関する動機づけを実施しています。
男女平等参画のより一層の促進
育児休職復帰者研修・パートナー参加型両立セミナー
育児休職から復職した社員を対象に、「育児休職復帰者研修」を開催し、育児と仕事を両立している先輩社員とのパネルディスカッションや対話を通じて、社員間のネットワーキングを促進するカリキュラムを構成しています。2016年からは仕事と育児の両立を家族で考える機会として、「パートナー参加型仕事と育児の両立支援セミナー」を実施しています。
子をもつ男性社員向け 仕事と育児の両立セミナーの実施
2歳以下の子をもつ男性管理者を対象に、育児との両立セミナーを実施しています。子育ての当事者として、育児との両立戦略を学ぶ(イクキャリ)と共に、チームを率いる立場として、昨今の子育て世代の考え方、取り巻く環境の変化等の情報を獲得し、組織に展開できるようにします(イクボス)。
本施策は管理者の意識改革を行うことで、組織の風土醸成に大きく寄与しています。
男性社員による育児休暇・休職の取得推進
パパが育児休職を取得し、育児に関する知識とスキルを身につけることで、パートナー同士の仕事と育児・家事についての理解を深め、お互いの両立に向けた家庭内の協力体制が築きやすくなります。
実際に育児休職を取得した男性社員の声や、育休取得促進に向けた資料を公開し、休暇や休職が取りやすい職場風土の醸成を進めています。
事業所内保育所「DAI★KIDS」
産後休暇・育児休職からの早期復職支援を目的とし、2012年7月に本社ビル内に「事業所内保育所 DAI★KIDS初台」を開設しました。2020年には病児保育をはじめ規模と設備を拡充し、NTT関東病院内へ拡大移転。男性社員が送迎する姿や、社員が育児に関わる様子を通じて、会社風土の変化や社員のワーク・ライフ・バランスの意識醸成につながっています。
女性目線を活かした現場環境の改善
オンサイト未来プロジェクト
NTT東日本グループにおける現場作業は、元々男性社員が多く、男性社員の目線を中心に整備されてきた職場環境でした。
一方で、現場作業に従事する女性社員の数は年々増加しており、より働きやすく、やりがいを高めていく観点から、女性目線を活かした現場環境の改善を行い、作業者全員が最大限パフォーマンスを発揮できる環境を作っていくことを目的に、2017年にオンサイト未来プロジェクトが発足しました。
現場で使用するツールの開発や市販品の検証等、様々な改善に取り組んでいます。
盛夏ワイシャツ:速乾性を追及した生地の導入
「スダレ織り」生地を採用し、糸と糸の間に空間が広く、優れた通気性・速乾性を実現。
- 背中や脇の汗ジミが目立ちにくい
- 汗をかいてもベトつきにくい
- 通気性がよくすぐ乾く
女性用作業着:動きやすさや身体への負担軽減を実現
- 女性の骨格に合わせたシルエットにより、スマートな印象
- 作業着がつっぱらない「立体裁断構造」を採用
- 動きに合わせて後腰部が伸縮する「イージーフレックス仕様」
- 前ボタンをチャック式にすることでボタンの間からインナーが見える心配を払拭し、すばやい着脱が可能
女性用ヘルメット:女性でもフィットするヘルメット
- 小さな頭部に合わせた設計で、作業中のズレを防止
- 後部のスペースを拡げた形状とし、ロングヘアーの作業者もすっきり着用可能
- 上下可変式バンドで髪の結び目に合わせて高さ変更可能
- あご紐の簡易着脱を内装し汚れた際の着脱が簡単
バケットテント:作業性と簡易性を追求した、バケット部の雨雪よけ
- 雨雪よけ用の透明ビニールでバケット部を覆うようにしたことで、作業スペースを確保
- 簡易テントをイメージしたワンタッチで骨組みを組み立て
軽量光リール【特許取得済】:従来品から50% 軽量・コンパクト化して作業性向上
- リール本体だけで5.6 s あった従来品を 約 50% 軽量化
- 宅内故障修理業務に必要なケーブル分だけ電動ドリルで 巻取り
- ショルダーベルト利用でバケット車昇降時の安全性が向上