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第81回 都市対抗野球大会第81回都市対抗野球大会 トップページ

試合結果(ハイライト)

[本大会 準々決勝] NTT東日本 ● 3-4 JR九州9月5日(日) 18:00〜 (東京ドーム)

大竹ピッチング

先発・大竹、立ち上がりを襲われJR九州に2点を取られる

二年連続でベスト8に進出したNTT東日本。準々決勝の相手は、この大会しぶとく粘り強い野球で勝ち進んできたJR九州。試合は、そのJR九州の「粘り強さ」の前に、最後まで苦戦を強いられる展開となった。
この試合、NTT東日本の先発マウンドを託されたのは、三年目の右腕・大竹だった。一回戦の七十七銀行戦では、七回を投げ1被安打無失点の完璧なピッチングをしているだけに、この試合も好投が期待された。
しかしJR九州打線は、制球が定まらなかった大竹の立ち上がりを見逃さずに攻めてきた。一回裏、大竹は二塁打と死球を与え、二死一・三塁のピンチに。続く野口は完全に打ち取ったが、打球はショートとレフトの間にふらっふらっと上がり、野手の間にぽとりと落ちるヒットとなった。打球の行方を見届けたランナーがホームインし、1点を献上。さらに続く打者・角谷にも二遊間を抜けるタイムリーヒットを放たれ、1点を奪われる。NTT東日本はいきなり序盤にJR九州に2点のリードを許すことになった。

9回表 上田のホームラン

大竹、二回以降は立ち直るも打線も点を取れずもどかしい展開に

大竹は二回以降、本来の制球が戻り一回戦を彷彿とさせるような完璧なピッチングを見せた。二回から四回まではいずれも三者凡退に抑え、五回裏にはヒットで初回以来のランナーを許すが、セカンド梶岡のファインプレーなどもあり無失点で切り抜ける。七回からリリーフした小石も好投し、相手打線に追加点を許さなかった。
こうなると打線の奮起が期待されるところだが、今日のNTT東日本打線は相手投手の攻略に手間取った。JR九州の先発は、多彩な変化球を武器とする技巧派の米藤。NTT東日本はランナーは出すも、米藤の打者の的を絞らせないピッチングを前にあと一本が出ず、もどかしい展開となった。
その「あと一本」が出たのは、四回裏。二死一・二塁から補強 伊藤がセンター前タイムリーヒットを放って1点を返し、1対2と詰め寄る。盛り上がるベンチとスタンド。攻略の足がかりをつかんだかに見えた。しかしJR九州も必死だ。悪い流れを断つべく、すかさず米藤から濱野にスイッチしてきた。
今日の濱野はスライダーの切れがよかった。特に真ん中から外角へと外れていく変化に、右打者のバットが空を切るシーンが目立った。NTT東日本のスコアボードには再びゼロが並ぶようになる。

終了後、整列して相手選手と審判に挨拶をする選手たち

上田のホームランで逆転に成功!誰もが勝利を確信したが……

NTT東日本のバットが、ようやく濱野を捉えたのは終盤に入ってからのことだ。八回表、主砲・高尾が、真ん中に甘く入った球を見逃さず右中間スタンドに飛び込むホームランを放つ。これで2対2。序盤にリードされた2点をやっとこれで取り戻した。
そして九回表には、この試合タイミングが合わずバッティングに苦しんできた上田が、レフト最前列に飛び込むホームランを放つ。NTT東日本は土壇場になって、ようやく濱野を攻略。3対2と逆転に成功!。勢いに乗るNTT東日本打線は、さらに二死から岩本が二塁打で出塁。そして続く北道もレフト前ヒットを放つ。岩本は二塁から一気にホームを狙うが、これは相手野手からの好返球で惜しくもタッチアウト。3対2のまま、最後の守りを迎えることになった。
九回裏、マウンドに登ったのは、長年NTT東日本のクローザーを務め、豊富な経験を持つ黒田。NTT東日本の応援席に詰めかけていたファンの多くが、チームの勝利を確信していたに違いない。しかしJR九州は、ここから驚異的な粘り強さを発揮する。JR九州打線は、ヒットと四球で一死一・二塁と黒田を攻め立てる。ここで黒田が迎えた打者は1番の田中啓。黒田は田中啓をツーストライクまで追い込むが、三遊間を抜けるヒットを打たれ、3対3の同点に追いつかれてしまった。つかみかけていた勝利が、するりとこぼれてしまった瞬間だった。
なおも一死二・三塁のピンチの場面で、垣野監督は黒田から成田にスイッチする。NTT東日本は、次のバッターを敬遠して満塁策をとった。
そして成田が打席に迎えたのは、三番藤島。成田が投じた初球、藤島はスクイズを仕掛ける。これに気づいた成田は外角にボールを外し、バットにボールを届かせない。スクイズ失敗! だが次の瞬間、躊躇することなくホームに突入してきた三塁走者に、キャッチャー・上田のタッチが間に合わず、何とJR九州はサヨナラ・ホームスチールを成功させてしまった。JR九州にとっては劇的な、NTT東日本にとっては悔しい幕切れとなった。

あまりの予想外の展開に、NTT東日本の選手たちはしばらくの間、呆然とした表情をしていた。負けたとはいえ、力の差はまったく感じなかった。試合展開もほぼ互角。どちらに勝敗が転んだとしても、おかしくない試合だった。
NTT東日本野球部にとっての2010年の夏は、こうして終わった。チームの成長に対する確かな手応えと、あと一歩の力が足りない悔しさを感じる夏となった。この悔しさをバネにして、また来年の夏に向けた戦いがスタートする。

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    • 目黒のバント
      確実にバントを決めた目黒
    • 伊藤のタイムリーヒット
      伊藤のタイムリーヒット
    • スライディングする北道
      サードにスライディングする北道
    • 梶岡の守備
      梶岡が好守備でピンチを救う
    • 選手を迎えるベンチ
      ベンチも一体となって試合に臨む
    • 小石のピッチング
      今日も好リリーフをみせた小石
    • 高尾のホームラン
      八回、高尾が同点本塁打を放つ
    • 高尾を迎えるベンチ
      高尾を迎え入れるベンチ
    • 逆転を信じて懸命に応援
      逆転を信じて懸命に応援

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