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化学療法センター

当院の化学療法センターについて

化学療法は、以前は入院して行うことが一般的でしたが、副作用対策の進歩により外来で通院して治療を受けることが多くなりました。外来で化学療法を行うことは、患者さんの仕事やライフスタイルに合わせ、日常生活を続けながら治療ができるというメリットがあります。

化学療法センターは通院して化学療法を受けられる患者様が、快適に安全で安心して治療を受けていただくための治療室です。当院では2008年に化学療法室を設け、2016年に増床、2018年8月には化学療法センターを立ち上げました。場所は外来1階にあり、現在は12床で稼働しています。近年の傾向として、新しい薬剤が増えるにつれ、関わる医療スタッフには専門的な知識や経験が必要となってきたことから、外来化学療法における業務をセンター化し集約しています。

化学療法センターで行っている治療

化学療法センターでは消化器内科、外科、婦人科、呼吸器内科、泌尿器科などにおけるがん化学療法やネフローゼ症候群に対する化学療法、その他、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬などに対する生物学的製剤の点滴治療を行っています。

当院では、治療の初回は入院で行い、副作用の傾向を把握してから、2回目以降に外来治療へ移行となります。長時間に及ぶ治療や入院での観察が必要な副作用が予想される治療、体調に不安がある患者さんや通院が困難な場合には、入院で治療を行うことがあります。

診療科別利用件数(2017年度)

設備

化学療法センターでは電動ベッド8床、電動リクライニングチェア4床の計12床で治療を受けていただいています。全床にテレビを備えており、化学療法センター内ではFree Wi-Fiが利用できます。

待合室には、抗がん剤の副作用で生じる脱毛に対して、参考にしていただけるよう帽子やウィッグの展示を行っています。また、化学療法に関する情報誌・書籍、パンフレットも取り揃えています。

化学療法センター内には抗がん剤や生物学的製剤を調製する専用室があります。薬の専門家である薬剤師が、医師からオーダーされた治療が適正であるか監査を行うとともに、薬剤の調製も担当しています。化学療法センターの西側には大きな窓があり、特に天気の良い日にはピンク色を基調としたベッドカバーやカーテンとあいまって、とても穏やかな雰囲気です。本を読んで過ごされる方、テレビを見て過ごされるなどリラックスして過ごされている方や、うとうと眠くなり休んで過ごされる患者さんもいらっしゃいます。

スタッフ紹介

氏名 伊藤 直樹(いとう なおき) 伊藤 直樹
役職 化学療法センター長
専門分野 泌尿器科全般、腹腔鏡手術、排尿障害、泌尿器科腫瘍、男性不妊症、男性更年期障害、性機能障害、女性骨盤臓器脱
資格 医学博士
札幌医科大学大学院 臨床教授
札幌医科大学医学部 非常勤講師
日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡手術技術認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本性機能学会 専門医
ICD(感染管理医師)
BestDoctors2016-2017
看護師 6名(うち1名はがん化学療法看護認定看護師)
がん専門薬剤師 1名
事務 1名

化学療法を受けている患者さんには担当看護師がつき、副作用の把握や副作用に対する支援をしています。自宅で起こる副作用に対して、どのように対応すると良いか患者さんの生活に合う方法を一緒に考えアドバイスさせていただいています。化学療法センターでは、がん専門薬剤師やがん化学療法看護認定看護師と専門性を持つスタッフがおり、患者さんが安全に安心して治療を受けることができるように心がけています。治療選択に関した悩み、自宅療養上の悩み、その他の気がかりなこともお聴きしていますので、遠慮なくお話ください。チーム医療を行い、主治医以外にも様々な職種が問題の解決に向けてサポートします。悩みの内容に応じてソーシャルワーカー、緩和ケアチーム、栄養士などの支援が受けられるよう調整させていただくこともできます。

副作用が辛い時は我慢せずに主治医や看護師にご相談下さい。治療中の悩み・気がかり事も遠慮せずお話下さい。スタッフ一同で外来治療をサポートさせていただきます。ご自宅へ帰ってからも体調が悪くなった際や心配なことがあれば、電話相談に応じています。

治療当日の流れ

外来で化学療法および生物学的製剤の点滴治療を受ける患者さんは、下記の流れで治療が行われます。

1. 来室
  • 患者さんは直接化学療法センターまでお越しください
  • 再来受付機や診療科での受付は不要です

2. 採血
  • 採血を行います
  • 採尿や他の検査がある場合はご案内します

3. 問診
  • 体調を問診票に記載していただき、体温・血圧測定や体調の確認をします
  • 担当看護師が副作用について伺い、自宅での生活についてアドバイスします

4. 診察
  • 医師が問診の内容と体調を確認します
  • 採血結果と体調をみて、治療可能か判断します

5. 治療
  • 治療可能と判断されたら点滴治療を開始します
  • 処方された薬の内容について確認し、薬剤師が説明することもあります

6. 帰宅
  • 治療終了後は会計をして帰宅となります
  • 処方が出ている場合は院外薬局でお受け取りいただきます

化学療法センターの利用にあたって

  • 化学療法センターの利用は予約制となっています。化学療法センターの予約はベッドかリクライニングの場所を指定できるものではありませんので、ご了承ください。
  • 化学療法で使用する薬によっては、アルコール分を含むものや眠気を催す成分を含むものがあり、治療によっては運転をして来院することができません。該当される薬剤を使用する場合にはご案内します。
  • テレビを視聴される方は音がもれないようイヤホンをご持参下さい。音楽プレーヤーを持参されて構いませんが、その場合もイヤホンをご利用ください。本などをご持参して治療中に読んでいただくことも可能です。
  • 治療中でも化学療法センター内での飲食が可能ですので、食べ物や飲み物など持参されてかまいません。ただし、においが強いものはご遠慮ください。
  • 楽な服装で治療を受けてください。腕から点滴をする場合には袖口がきつくない服装で、ポートから点滴をする場合には前開きや胸元を開きやすい服装でご来院ください。スウェットや寝衣などを持参され更衣しても構いません。
  • 化学療法センター内での携帯電話の通話は控え、マナーモードにするか電源をお切り下さい。当病院の外来で携帯電話のご利用できる場所は、「1Fエントランスホール」のみとさせていただいております。
  • ご家族の付添は可能ですが、ご家族以外の方や小さなお子様の入室はご遠慮下さい。また、治療中は多くの方がお休みになっています。長時間の会話は控え、声の大きさにも配慮をお願いします。
  • 感染症が疑われる場合はご利用いただけません。風邪症状や疑わしい症状(発熱、下痢、嘔吐など)がありましたら来院前に化学療法センターにご連絡いただくか、化学療法センターの入口で看護師にお伝えください。
  • 体調が悪くて辛い場合や、不安なことがある場合には遠慮なくご連絡下さい。ご連絡の際はお手元に診察カードを用意して患者番号をお伝えいただくとスムーズです。