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生理機能検査部門

生理機能検査室では、主に心電図、ホルター心電図、トレッドミル検査、肺機能検査などの心肺機能検査や腹部・心臓・甲状腺・表在・血管領域等の超音波検査を行っています。
超音波検査では他にリウマチ疾患を診断するための手指関節エコーなどを行っています。 病気の進行度や生物製剤治療前後での効果判定に有効な検査です。
生理機能検査室では、他にてんかん等の脳神経疾患のための脳波検査、手根管症候群や糖尿病等による神経障害には神経伝導検査、ASO(閉塞性動脈硬化症)等ではABI(血圧脈波検査)や下肢動脈エコー、耳鼻科領域では種々の聴力機能検査、主に神経ブロック前後での効果判定やレイノー病等の診断補助検査としてサーモグラフィ検査などを行っています。また、産婦人科外来へ出張して4Dエコーなど妊婦さんの胎児エコーを、出産後は新生児聴力スクリーニング検査としてABR(聴性脳幹反応検査)を行い周産期の診療へも貢献しています。

心電図

心電図検査は、心臓の電気的活動を記録します。けっして痛くも苦しくもない検査です。両手足首と胸部に電極を装着してベッドの上で寝ていればすぐに終わります。着替える時間を入れなければ1〜3分の記録で終了します。不整脈、狭心症、心筋梗塞など多くの心疾患の診断に役立ちます。検査の時には胸が出るように上半身の服や下着をまくるか脱いで、更に両手足首が出るようにしていただきます。
所要時間:3〜5分

ホルター心電図

胸に電極のシールを貼り、小さな心電計を携帯し、一日の心電図を記録します。後日、記録された心電図を再生し、解析します。不整脈や狭心症などの診断に役立ちます。 検査中は大まかな行動や自覚症状について記録用紙にメモしていただき、解析や診断の参考にします。装着した心電計は翌日、同じ時間にはずしに来ていただくか、ご自分ではずして届けていただきます。
所要時間:5〜10分(装着)  24時間(記録)

トレッドミル検査

小さなベルトコンベア(トレッドミル)の上を歩くことにより運動負荷をして行う心臓の検査です。検査の間、心電図と血圧を観察し、変化を調べます。狭心症など冠動脈疾患の診断に役立ちます。個人差はありますが運動時間は5〜10分間で、検査全体では準備等含め20〜30分程度かかります。運動し易い服装で来ていただきます。
所要時間:20〜30分

脳波検査

頭皮上に小電極をつけ、脳の電気的活動を記録します。通常は覚醒時、安静、閉眼で行いますが、光をあてたり、眼の開閉、過呼吸など刺激を与え異常脳波を誘発することもあります。
小児の場合、睡眠させて検査することが多いので、眠り易いように検査前には睡眠不足の状態で来ていただきます。てんかんや意識障害などの診断に役立ちます。
所要時間:60〜90分

ABI(血圧脈波検査)

両腕、両足首で同時に血圧を測り、血圧の差を見て主に下肢動脈の硬さやつまりが無いかを調べる検査です。
所要時間:10〜15分

聴力機能検査

一般的な聞こえの検査の他に、鼓膜の状態を調べるティンパノメトリー、顔面神経を調べる耳小骨筋反射検査などを検査します。中耳、内耳、中枢神経の異常がわかります。
所要時間:15〜30分

ABR(聴性脳幹反応検査)

脳波検査で使用したような電極を頭部に装着し、両耳に着けたヘッドホンから出る音に反応する脳波で聴力を調べる検査です。新生児は短時間で検査できる別の機械を使用して出産後ほぼ全例で実施されています。(新生児は自費検査)
所要時間:40〜60分

神経伝導速度検査

腕や足に電極を装着し弱い電流を流し、筋肉の反応を見ることにより神経に損傷が無いかどうかを調べる検査です。
検査部位や箇所により検査時間は大きく異なります。
所要時間:30〜60分

サーモグラフィ

体表を赤外線カメラで撮影し、温度分布を画像化(色の変化)する検査です。現在は、交感神経ブロック前後での効果判定、脈管疾患(レイノー病など)などに応用されています。
検査は室温26度前後の部屋で検査部位を出して、体内温度安定のため15分待ってもらったあと、撮影しますので20分位かかります。また、冷水により冷却負荷をして回復状況をみることもあります。この場合、30〜60分かかります。
所要時間:20〜60分

肺機能検査

簡易肺機能

肺活量を調べる検査です。2種類の検査をします。ひとつは普通の肺活量、もうひとつは努力性の肺活量で、短い時間にどれだけ量を吐くことができるか検査します。鼻をクリップでふさいで口だけで吸ったり吐いたりしていただきます。
所要時間:5〜10分

気道可逆性検査

気管支拡張剤の吸入前後で簡易肺機能検査を検査して吸入による効果が有ったかどうかを調べる検査です。
所要時間:30〜40分

肺拡散能力

希薄な濃度の特殊なガスを吸ったり吐いたりすることにより肺胞表面における空気中から酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する能力を検査します。
所要時間:20〜30分

腹部超音波検査

超音波によって各種の臓器を画像として描出し観察します。
検査の時は超音波の通りを良くするため皮膚にゼリーを塗り、観る場所にプローブ(超音波が出る小さな機械)をあてます。腹部では主に肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓を観ます。
検査は空腹で行い、お腹を膨らませたり、へこませたり協力してもらうことがあります。痛みのない検査です。
所要時間:15〜30分

心臓超音波検査

上半身裸になり、手足にだけ心電図の電極を装着し、腹部超音波検査と同じように超音波の通りを良くするためのゼリーを塗り、胸にプローブをあてて検査します。心臓の大きさや動き、血液の流れ、弁の異常など非常に多くの情報が得られる検査です。心電図検査で異常があれば、殆どの場合次に行う検査です。
他に胃カメラのような管を飲んでお腹の中から心臓を観る経食道超音波検査という検査があります。
所要時間:15〜30分

甲状腺超音波検査

他の超音波検査と同じように首にゼリーを塗り、プローブをあてて検査します。
甲状腺の大きさや腫瘍が無いかを検査します。バセドウ病や橋本病などもわかります。
所要時間:15〜30分

表在超音波検査

体の表面で異常のある場所を検査します。観たい部分にゼリーを塗り、プローブをあてて検査します。 皮膚にできた腫瘍や異常などを調べます。
所要時間:10〜20分

血管超音波検査

頸動脈

動脈硬化の有無、進行状態を調べる検査です。
この検査で異常が見つかった場合にはCTやMRIで更に検査する場合と、逆にCTやMRIで異常が見つかり精査のために検査する場合があります。
所要時間:20〜30分

下肢静脈

エコノミー症候群として知られている深部静脈血栓症の診断や下肢の静脈瘤の有無・状態などを調べる検査です。
治療や手術適応の有無を決定するためにも必要な検査です。
所要時間:40〜50分

下肢動脈

ASO(閉塞性動脈硬化症)の診断や手術など治療方針の決定、治療後の経過観察などCTやMRIとともに有用性の高い検査です。
所要時間:40〜50分

腎動脈

高血圧症の原因の1つである腎動脈狭窄や閉塞の有無を調べる検査です。腎臓自体の異常もわかる場合があります。
所要時間:20〜30分

リウマチ超音波検査

主に両手指関節と手首関節の滑膜肥厚の有無や血流の有無を調べ、リウマチを診断したり治療の効果を評価する検査です。
所要時間:45〜60分

4D超音波検査

妊娠中の患者さんの腹部を超音波で観察して胎児の状態を立体的に描出した動画でDVDに録画します。記録したDVDは持ち帰っていただき自宅で鑑賞することができます (有料 3,500円/15分、完全予約制:月〜金 午後)
記録には妊娠週数等幾つか条件があるので診療科にご確認ください。